アストンマーティンのザガート100周年記念車、最終デザイン発表…60年前の名車がモチーフ

ベース車両は新型DBSスーパーレッジェーラ

5.2リットルV12ツインターボは725ps

DB4 GTザガートのダブルバブルルーフを継承

アストンマーティン DBS GT ザガートの最終デザイン。左は1960年のDB4 GTザガート
アストンマーティン DBS GT ザガートの最終デザイン。左は1960年のDB4 GTザガート全 3 枚

アストンマーティンは7月9日、ザガートの100周年記念車、『DBS GTザガート』(Aston Martin DBS GT Zagato)の最終デザインを発表した。

画像:アストンマーティン DBS GT ザガート

イタリアの名門カロッツェリア、ザガートは2019年、創業100周年を迎える。アストンマーティンとザガートは過去およそ60年間、パートナーシップを構築してきた。アストンマーティンとザガートの最初の共同開発車が、1960年の『DB4 GTザガート』だ。DBS GTザガートは、2019年のザガート100周年を記念して、19台が限定生産される。

ベース車両は新型DBSスーパーレッジェーラ

DBS GT ザガートのベース車両はアストンマーティン史上、最もパワフルな量産モデル、新型『DBSスーパーレッジェーラ』だ。新型DBSスーパーレッジェーラは、アストンマーティンとイタリアのカロッツェリアトゥーリングが共同開発した。かつて、アストンマーティンとカロッツェリアトゥーリングのコラボレーションにより、『DB4』、『DB5』、『DB6』と続くDB シリーズへの道が切り拓かれてきた。

新型DBSスーパーレッジェーラは、カロッツェリアトゥーリングの軽量構造テクノロジーに敬意を表して開発された。アストンマーティンのスポーツカーラインナップにおいて、頂点に位置するモデルになる。

5.2リットルV12ツインターボは725ps

パワートレインには、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力725ps/6500rpm、最大トルク91.8kgm/1800~5000rpmという力強いパワー&トルクを引き出す。トランスミッションはZF製の8速ATだ。カーボンファイバーやアルミなどの素材を採用し、乾燥重量は1693kgに抑えられた。その結果、新型DBSスーパーレッジェーラは、0~100km/h加速3.4秒、最高速340km/hの性能を実現している。

DB4 GTザガートのダブルバブルルーフを継承

DBS GTザガートは、アストンマーティン・ザガートのデザイン言語を新たなレベルへと昇華させることを狙った。1960年代のアイコンモデル、DB4 GTザガートの官能的なフォルムにインスピレーションを得てデザイン。アストンマーティンとザガートのデザイナーが、その美しいスタイルを現代へと蘇らせることを目指したという。

DBS GTザガートには、DB4 GTザガートの象徴となっているダブルバブルルーフを受け継ぐ。ルーフ全体にわたって延びたこのデザインエレメントは、新たな解釈が与えられたことによって、フロントウィンドウ上端部からリアエンドへと流れるルーフにクリーンで彫刻的な造形をもたらしている。ザガートの血統を受け継ぐこのルーフラインには、リアウィンドウは装着されない。

ダブルバブルは、ボンネットを通って車両前方へと続いている。その姿は、オリジナルのアストンマーティン・ザガートのデザインを彷彿とさせるものだ。この流れるようなラインに、幅広いラップアラウンドのフロントウィンドウを組み合わせることにより、ショルダーラインから上のすべての要素を、優雅な曲線のみで構成することが可能になったという。

力強い造形を描くリアホイール周辺は、サイドプロフィールにパワフルな印象を与えると同時に、DB4 GT ザガートとの関連性を感じさせるものとした。その一方で、アストンマーティン・ザガートのデザインの主な特長となっているユニークなホイールデザイン、ヘッドライト、フロントグリルが、DB4 GTザガートのクラシックなフォルムに現代的な息吹を吹き込むことを狙った、としている。

《森脇稔》

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