『サウンド調整術入門』イコライザー…乱れを見つける方法

『サウンド調整術』入門! 第4章「イコライザー」の調整方法 その3 “乱れを見つける方法”について
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車内で良い音を聴くためのキーポイントの1つとなる『サウンド調整術』について解説している当コーナー。現在は、「イコライザー」に焦点を当てている。今回からは、13バンドタイプの「イコライザー」の調整方法をお教えしていく。

「イコライザー」も13バンドタイプともなると、「周波数特性の乱れを補正する」という使い方もある程度は可能となる。というわけで今回からは、そのやり方をお伝えしていこうと思うのだが、それをするにはまず、「特性の乱れを把握できるかどうか」が問題となる。どこが乱れているのかがわからなければ、対処のしようがない。さて、“特性の乱れ”を見つけ出す方法はあるのだろうか。

ところで、特性の乱れ方には2タイプがある。1つは“ピーク”と呼ばれていて、もう1つは“ディップ”と呼ばれている。前者は「特定の帯域の音圧が異常に増大してしまう状態」であり、後者は「特定の帯域の音圧が異常に減衰してしまう状態」のことを指す。

なおそれぞれは主に、車内で音が反射することによって引き起こされる。反射の妙により、特定の周波数の音だけが盛り上がったり、キャンセリングされたりするのだ。

で、今回は、“ピーク”を探す方法を紹介する。それがどのバンドで起こっているのかを見つけ出すためには…。

まずは13バンドのすべてをフラットにして、その状態で音楽を聴いてみる。そして低い方のバンドから1つずつ順番に、少しずつツマミを上げてみよう。そうするとそのバンドの音圧が盛り上がっていくわけだがそのときに、「うるさい」と感じるかどうかに着目する。そしてもしも「うるさい」と感じたり「嫌な感じ」が強まったとしたら、そのバンドでは“ピーク”が起こっていると推測できる。

「イコライザー」で持ち上げることで一層“ピーク”が強調され、耳に付く、いうわけなのだ。

こうしてそのバンドがおかしいと把握できたところで、一旦はそのバンドのツマミをフラットに戻し、今度は次のバンドで同じ操作を行ってみる。こうして1つ1つそれぞれで、“ピーク”が発生しているかどうかをチェックしていく。

この検証をすべてのバンドで行ったら、今度は問題のあったバンドをそれぞれ少しずつ下げていけばいいのだが…。その作業にはコツがある。そのことについては次回に解説する。お楽しみに。

『サウンド調整術』入門! 第4章「イコライザー」の調整方法 その3 “乱れを見つける方法”について

《太田祥三》

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