ヤマハ発動機は、定員50名を実現した同社最大の業務用和船「W-43AF」を9月2日に発売する。
W-43AFは、ダイビングやシュノーケリングなどを目的とした観光業、漁業や養殖業に対応する業務用和船だ。全長13.18mおよび全幅3.20mは同社の和船シリーズ中、最大スケール。プレジャーボートで定評のあるスクエアバウ(船首)を採用、壁面形状の見直しなどにより、従来のシリーズ最大モデル「W-38CF」に比べ約120%の有効デッキスペースを確保。これにより、操船者を含め最大50名の定員(艤装状態等による)を実現した。
また、ダイビングやシュノケーリングにおける乗降のしやすさを意識した低めの乾舷(喫水線から船縁までの高さ)とする一方で、水面から床の高さを確保し、漁業や養殖業の作業船に求められる積載量を大幅に向上。最大積載量は5161kgと、重量のある多様な漁労機器の設置や漁具、漁獲物、収穫物の積載を可能としている。
最大保証馬力は450psで、信頼性と軽量設計に定評のある同社製4ストローク船外機「F225F」(2基掛け)を推奨。新設計のハル(船体)とのマッチングで安定した走行性能を発揮する。
ヤマハ発動機 W-43AF価格(税別)は549万円。