実車率99.4%を達成する共同輸送、モーダルシフトもスタート

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国土交通省は、共同輸送によって実車率99.4%の超高効率の輸送を実現するの新しいプロジェクトが始動したと発表した。

キユーソー流通システムがキユーピーの加工食品を、サンスターが日用雑貨を、それぞれ個別に近畿発・九州向けに陸送していたが、関光汽船が委託を受け阪九フェリーの神戸~新門司航路を活用して、モーダルシフトと共同輸送する。復路は日本パレットレンタルの整備済みパレットを積載することで、ほぼすべての区間で実車として輸送し、空車での回送を極限まで無くした画期的な取り組みとなる。

通常、加工食品は重量があり、トラックの容積を使い切れない=重量勝ち。日用雑貨は軽いがかさばるため、最大限積んでも重量に余裕がある=容積勝ち。このため、それぞれが単独で効率化を行うには限界があった。そこで、これらの商品をうまく組み合わせることで、重量も、容積も使い切ることを実現する。

国土交通省は今回の共同輸送について総合効率化計画を認定した。

3社が連携するモーダルシフト事業3社が連携するモーダルシフト事業

今回の共同輸送で貨物車両からのCO2排出削減量約120トン、貨物車両の運転時間省力化として約2256時間削減の効果を見込む。

《レスポンス編集部》

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