【フィアット 500X 新型試乗】新エンジンの感触に思わずニヤケてしまう…九島辰也

新型の目玉は「新エンジン」

思わずニヤけるフィーリング

7インチタッチパネルの使い勝手向上もポイント

フィアット500Xの2019年モデル
フィアット500Xの2019年モデル全 11 枚

新型の目玉は「新エンジン」

今度の『500X』はかなりいい!というのが試乗後の素直な感想。そもそも悪いクルマではないが、明らかに走りが楽しくなっていた。

【画像全11枚】

新型の目玉はこのタイミングで採用された新エンジン。マイナーチェンジではあるが、クルマの性格が変わったと言っても過言ではない。

フィアット500Xの2019年モデルフィアット500Xの2019年モデル
既存の1.4リットル直4ユニットに替わって搭載されたのは「Fire Fly(ファイアフライ)」と呼ばれる1.3リットル直4ターボユニット。排気量を小さくしたにも関わらず、最高出力は11psアップの151ps、トルクも20Nm増やして270Nmとしている。このエンジンはジープ『レネゲード』新型にも採用されることからも、今後FCAグループの中で広く使われることが予想される。

思わずニヤけるフィーリング

フィアット500Xの2019年モデルフィアット500Xの2019年モデル
で、これが走らすと気持ちがいい。低速から大きなトルクが発生してスムーズに走り出すというのもそうだが、これまで以上にエンジンの出力に抑揚がある。回転計の針と同期するフィーリングはクルマ好きなら好まずにはいられない。走りにながら思わずニヤケてしまう感触がある。

さらにいうと、ハンドリングも気持ちよくなっている。ステアリング操作に対する足回りの反応と追従するボディはクイックで、コーナリングが楽しくなるほどだ。今回ボディ剛性のアップ等は正式にリリースされていないが、かなり手が入っている気がする。サスペンションの取り付け剛性も上がっているに違いない。

また、試乗車がFWDというのも運転が楽しく感じられた理由のひとつ。これまでの4WDモデルはバネ下に重さを感じ、ハンドル操作に対する反応も若干鈍く感じたからだ。それに比べると今回のFWDはスッキリした走りといった表現ができる。

7インチタッチパネルの使い勝手向上もポイント

フィアット500Xの2019年モデルフィアット500Xの2019年モデル
グレードは2つで、スタンダードと500Xクロスが用意される。後者には様々な装備が初めから付いていて、利便性の高さを感じさせる。LEDヘッドライトにレザーシート、パドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサー、17インチアルミホイールなどだ。それで価格は334万円。従来型の上級グレードと同等におさえられた。

そうそう、7インチタッチパネル式のモニターの使い勝手がよくなっているのもポイント。スマホと連動させ、Apple CarPlay、Androidを効率的に使える。最近の新型車はモニターが多い傾向があるが、ミッドサイズ以上の高級車ならともかく、コンパクトカーはこのくらいシンプルな方が好感を持てる。

見た目の変化というより走って楽しくなった新型。興味のある方はディーラーで試乗して、その出来栄えをチェックしてみては!

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社 刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社 刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの"サーフ&ターフ"。 東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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