熱中症事故に注意、子どもを残したままのキー閉じ込みが多発

イメージ
イメージ全 1 枚

JAF(日本自動車連盟)は、帰省やレジャーなど、自動車を使用する機会が増える夏休み時期にあわせて、子どもの車内熱中症事故予防を呼びかけている。

昨年8月1~31日の1か月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもが車内に残されていたケースは全国で246件。このうち、緊急性が高いと判断し、ドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが8件あった。その原因は「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、「あやすためにリモコンキーを子どもに持たせていたら、ロックボタンを押してしまった」というケースもあった。

JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35度の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達した。また、日陰に駐車していたとしても、日なたに停めた車との車内温度の差はわずか約7度で、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要だ。

乳幼児は体温調節機能が未発達で、特に注意が必要。「少しの時間だから」「寝ているから」といって子どもを残したまま車を離れることは、熱中症を引き起こす事故になりかねない。また、高齢者も体温調節機能が低下するため注意が必要。ペットなども車内に残して車を離れることは決してしないよう、JAFでは強く注意を呼びかけている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る