「東京BRT」の本格運行を担う新会社設立…都心と臨海部とを結ぶ次世代バス交通

東京BRT
東京BRT全 3 枚
京成グループの京成バスは7月31日、東京都心と臨海部とを結ぶ「東京BRT」の本格運行を担う東京BRT株式会社を設立した、と発表した。資本金は7500万円、京成バスが100%出資する。会社設立は7月8日付。

BRTはバス・ラピッド・トランジット=バス高速輸送システムの略。連節バス、ICカードシステム、道路改良等により、路面電車に遜色のない輸送力と機能を有し、かつ、運行の柔軟性も備えたバスをベースとした、都市交通システムのことだ。

東京都では、臨海地域における豊洲市場の開場や環状2号線など道路の整備、住宅開発などによる交通需要の増加に対応するため、2014年に「都心と臨海副都心とを結ぶBRT協議会」を設立して、この新たな交通システムについて検討を始めた。2015年に基本計画を策定、京成バスが運行事業者に選定された。「東京BRT」の名称は公募に基づいて2018年に決定、2019年になってシンボルマークや車両、停留所などのデザインが発表された。

今後2020年度に京成バスによってBRTの「プレ運行」が開始され、新会社は、東京オリンピック・パラリンピック後に予定される「プレ運行2次」より京成バスとの共同で運行を開始し、2022年度以降の本格運行時は全ての運行を東京BRTが担う予定だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 復活の『テスタロッサ』にスパイダー、ハードトップは14秒で開閉可能…最高速330km/h
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る