BMWグループ(BMW Group)は8月1日、2019年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の第2四半期の総売上高は、257億1500万ユーロ(約3兆0790億円)。前年同期の249億9300万ユーロに対して、2.9%増と2年ぶりに前年実績を上回った。
一方、第2四半期の純利益は、14億8000万ユーロ(約1772億円)。前年同期の20億7600万ユーロに対して、28.7%の減益となっている。
減益となったのは、研究開発費が増加したことに加えて、不利な為替相場や原材料価格の上昇などの影響によるものだ。将来のモビリティなどに向けた研究開発費は、前年同期に対して5.9%増えている。
BMWグループのドイツ本社BMWグループ取締役会のハラルド・クルーガー会長は、「EVとプラグインハイブリッド車(PHV)によって、eモビリティを拡大し、内燃機関の最適化も続けていく。燃料電池のような新技術にも投資している」と述べている。