NEC、空飛ぶクルマ試作機の浮上実験に成功---管理基盤構築に着手

空飛ぶクルマの試作機
空飛ぶクルマの試作機全 1 枚

NECは空飛ぶクルマの試作機を開発、NEC我孫子事業場に新設した実験場で浮上実験に成功したと発表した。

NECは、経済産業省と国土交通省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」へ参画するとともに、日本発の空飛ぶクルマの開発活動団体「カーティベーター」とスポンサー契約を締結し、空飛ぶクルマの機体開発の支援などを推進。また、航空管制システム・衛星運用システムなどで培ってきた管制技術や無線通信技術などを活用して、空飛ぶクルマのための新たな移動環境の実現に向けた検討を進めている。

NECは空飛ぶクルマ実現に向けた取組みの第1段階として、試作機を開発。全長約3.9×幅3.7×高さ1.3mの試作機は、近未来型の空飛ぶクルマにおける機体管理の機能や飛行特性を把握することが狙い。自律飛行や機体位置情報把握(GPS)を含む飛行制御ソフトウェアおよび推進装置であるモータドライバなどを搭載し、浮上実験に成功した。

NECは、今後も、新たな移動環境の管理基盤の構築を目指して、空飛ぶクルマに関する技術開発や試作機を活用した検証・評価を継続するとともに、カーティベーターをはじめとしたパートナー連携を強化。将来的には地上から空までをシームレスに繋ぐ、安全・安心な次世代の移動環境の実現に向けて取組みを加速していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る