ポルシェ、電動車ならではの静粛性向上へ…Eモビリティに新たな品質管理プログラム

ポルシェ・タイカンの生産ライン
ポルシェ・タイカンの生産ライン全 1 枚

ポルシェ(Porsche)は、初のEVスポーツカー『タイカン』の2020年の発売に備えて、Eモビリティに新たな品質管理プログラムを導入すると発表した。

ここ数年、エレクトロモビリティの台頭により、車両の駆動システムの静粛性が高くなっている。ポルシェによると、Eモビリティ分野における品質要件は年々、厳しくなっているという。

品質管理を担当する従業員の感覚は、以前はエンジン音に対して研ぎ澄まされていた。しかし、電動車では、風切り音や走行騒音、空調付きシートの内蔵ファンの音が目立つようになってきている。品質管理を担当する従業員には、一定のレベルを維持しつつ、これらの電動車ならではの音を抑制する技量が求められる。

ポルシェは、新たな品質管理プログラムにおいて、エモーショナルな品質を重視する。エモーショナルな品質とは、車両における知覚、外観および音響に関連するものを意味する。

ポルシェは、品質管理プログラムやプロセスに対して、新しいテクノロジーを導入する。ポルシェは、新トレーニングプログラムの開発やプロセスの改変を行い、エレクトロモビリティの次のステップへ準備を進めていく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  4. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  5. あの伝説のホイール“TE37”に23インチが登場?! 技術の進化は止まらない、レイズの新世代スタンダードを体現PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る