VW『T-Roc』に300馬力の「R」、受注を欧州で開始…4万3995ユーロから

「R」モデルらしい専用の内外装

0-100km/h加速は4.8秒

ローンチコントロールを採用

フォルクスワーゲン T-Roc R
フォルクスワーゲン T-Roc R全 20 枚

フォルクスワーゲンは8月16日、『T-Roc R』(Volkswagen T-Roc R)の受注を欧州で開始した、と発表した。ドイツ本国でのベース価格は、4万3995ユーロ(約520万円)と公表されている。

T-Roc Rは、2017年11月に欧州で発売された新型コンパクトSUVの『T-Roc』の高性能モデルだ。T-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップにおける第4のモデルで、『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。車台にはフォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」を使用する。

「R」モデルらしい専用の内外装

T-Roc Rは、フォルクスワーゲンの100%子会社、フォルクスワーゲンRが開発を担当する。R専用のエクステリアを採用しており、フロントグリルには、アルマイト加工を施した光沢シルバーのアルミラインを追加する。また、「R」のロゴをグリルに配する。専用バンパーはスポーティなデザインで、前後ともボディ同色で塗装した。デイタイムランニングライトをフロントバンパーに内蔵する。

さらに、Rデザインのアンダーボディガードが装備される。リアには、デュアルエグゾーストが付く。18インチの専用アルミホイールを標準装備した。ダークグラファイトマット仕上げの19インチアルミホイールはオプションで、235/40R19サイズのタイヤを組み合わせる。

この他、マットクローム仕上げのドアミラーカバー、ルーフスポイラーを採用する。高性能ブレーキシステムのブレーキキャリパーには、Rのロゴを添えた。ボディカラーには、ブルーやホワイトなどの専用色を設定した。すべての色で、オプションのブラックルーフが選択できる。

インテリアは、Rロゴ入りのステンレス製ドアシルプレートを装備する。パドルシフトレバーは、クリスタルグレー仕上げとした。革巻きのマルチファンクションスポーツステアリングホイールを採用する。ペダルはステンレス製だ。シートの素材には、「ArtVelours」と呼ばれるマイクロファイバーが使用された。オプションで、シートを上質なナッパレザーで仕上げることが可能。カーボンインサート仕様のサイドパネルも選択できる。

0-100km/h加速は4.8秒

T-Roc Rには、パワフルなエンジンを搭載する。『ゴルフR』譲りの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力300ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。ゴルフRの最大出力310psに対して10ps下回るが、40.8kgmの最大トルクは同数値だ。

駆動方式は、4WDの「4MOTION」だ。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「DSG」。T-Roc Rは0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを可能にする。ゴルフRの0~100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)に対しても、遜色ない性能といえる。

ローンチコントロールを採用

足回りには、車高を下げた専用サスペンションをはじめ、プログレッシブステアリングを標準装備し、ハンドリング性能を追求した。17インチの大容量ブレーキシステムも採用される。

走行モードには、「レースモード」を導入する。レースモードでは、「ローンチコントロール」が作動。駆動トルクとESCプログラムを最適化し、優れたトラクション性能を発揮する。ESCは、手動でカットオフすることができる、としている。

《森脇稔》

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