BMW 2シリーズ PHV、EVモードの航続25%増加…改良モデルを欧州発売へ

1.5リットルエンジン+モーターのPHVシステム

バッテリーの蓄電容量をおよそ3割大容量化

歩行者に接近を知らせるサウンドシステム

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー のPHV「225xe」の改良モデル
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー のPHV「225xe」の改良モデル全 10 枚

BMWは、『2シリーズ・アクティブツアラー』(BMW 2Series Active Tourer)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「225xe」の改良モデルを欧州市場で発売すると発表した。

【画像全10枚】

1.5リットルエンジン+モーターのPHVシステム

PHVシステムは、BMWブランド初のFF駆動車となった2シリーズ・アクティブツアラーの基本構造を踏襲したものだ。フロントに積まれるのは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力136hp、最大トルク22.4kgmを発生する。エンジンのパワーは、前輪を駆動する。

モーターは、リアアクスルに配置され、最大出力88hp、最大トルク16.8kgmを引き出す。モーターは後輪を駆動し、エンジン駆動の前輪と合わせて、4WDとなる。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、224hpのパワーと39.3kgmのトルクを引き出す。0~100km/h加速6.7秒、最高速202km/hの性能を発揮する。

バッテリーの蓄電容量をおよそ3割大容量化

バッテリー(二次電池)は、リチウムイオンだ。改良モデルでは、バッテリーの蓄電容量を7.7kWhから、10kWhにおよそ3割大容量化した。これにより、モーター単独で走行可能なEVモードの航続は25%増加し、最大57kmとした。この効果もあり、NEDC計測による欧州複合モード燃費は52.6km/リットル、CO2排出量は42g/kmの優れた環境性能を実現する。EVモード時の最高速は130km/hだ。

標準装備される充電ケーブルを使用して、家庭用ソケットで充電できる。バッテリーはおよそ5時間で、完全に充電することが可能だ。 BMW「i Wallbox」を使用すると、充電時間はおよそ3時間15分となる。充電ソケットは、車両左側のフロントフェンダーに設けられた。

高電圧バッテリーは、スペースを節約するためにリアシートの下に配置された。ラゲッジコンパートメントの容量は、およそ400リットル(VDA計測法)。後席の背もたれを倒せば、荷室容量は最大で1350リットルに拡大する。

予測エネルギーマネジメントシステムは、ナビゲーションシステムのデータを利用して、動作モードを制御することにより、高い効率と運転の楽しさを両立する。「SPORT」、「COMFORT」、「ECO PRO」の各モードが用意されている。

また、センターコンソールの「eDRIVE」ボタンを操作して、走行モードを切り替えることができる。eDRIVEの「AUTO」モードでは、システムが電気モーターとエンジンを相互に制御し、最適に連携させる。 「MAX」モードはEVモード時に使用できる。「SAVE BATTERY」モードでは、走行中にバッテリーの充電レベルを維持し、回復させることを重視する。バッテリー容量を、よりEVモードに充当することができる。

歩行者に接近を知らせるサウンドシステム

改良モデルでは、サウンドによる歩行者保護機能を標準装備する。EVモードで30km/h以下で走行中、電動モデル専用のサウンドを発生し、歩行者や自転車などの他の道路利用者に、車両の接近を知らせる。

インテリアは、スマートフォンを使用して「BMW コネクテッド」経由により、遠隔操作で空調などをあらかじめ調整することができる。

改良モデルには、「Advantage」「Sport Line」「Luxury Line」「M Sport」の各トリムを設定した。2シリーズアクティブツアラー向けのオプションは、ほぼすべてPHVでも利用できる、としている。

《森脇稔》

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