プロに訊く『DIATONE SOUND.NAVI魅力と楽しみ方』…オートステーションK2

DIATONE SOUND.NAVI
DIATONE SOUND.NAVI全 7 枚

トップカーオーディオブランドの1つである“DIATONE”。同社が2012年に世に送り出したハイエンドオーディオ&カーナビゲーションシステム、『DIATONE SOUND.NAVI』の“魅力”と“楽しみ方”を改めて検証すべく、プロ・インストーラーを取材した。

向かった先は大阪府阪南市に店舗を構える実力店、“オートステーションK2”。同店で長きにわたりインストーラーとして活躍している牧野さんに、じっくりと話を訊いてきた。

「『NR-MZ60PREMI』は、カーオーディオ愛好家の裾野を
確実に広げてくれました」

最初に、初代機『NR-MZ60PREMI』について振り返ってもらった。

「“遂に出たか”という印象でした。当時はハイエンドメインユニットというと1DIN機が主流でしたが、AV一体型ナビとセンタークラスターパネルの中で共存させにくい。ならばいっそ、ナビとハイエンドメインユニットが一体化された製品があればいいのに…、そう考えられるお客様は多くいらっしゃいましたし、私自身もそう思っていました。『NR-MZ60PREMI』は、カーオーディオに関わる多くの人々から待望されていたユニットだったと思います。

そして製品に触れて音を聴き、良い物が現れたと実感しました。ハイエンドメインユニットとして満足できる十分な性能が確保されていましたから。

実際、『NR-MZ60PREMI』は好評を博しました。少しでもカーオーディオに触れたことがある方にとっては、ナビとハイエンドメインユニットが一体化していることが強い引きになりましたし、カーオーディオに興味を持ちつつも何から始めればいいのかが分からなかった方にとっても格好のターゲットになり得ました。また、これがきっかけでカーオーディオに興味を持ったという方も多かったです。音の良いカーナビが出たと、話題にもなっていましたし。

これを目当てにご来店される新規のお客様も少なくありませんでした。『NR-MZ60PREMI』は、カーオーディオ愛好家の裾野を確実に広げてくれました」

「もっとも進化幅が大きかったのは『NR-MZ100PREMI』。
使い心地も格段に向上しました」

その後『DIATONE SOUND.NAVI』は、『NR-MZ80PREMI』、『NR-MZ90PREMI』へと年々進化を遂げる。そのことについての印象も教えてもらった。

「『NR-MZ80PREMI』の見た目は従来機と変わりなかったのですが、音は確実に良化していました。わずか1年でここまで良くなるのかと驚かされましたね。お客様に聴いていただいても皆さま音の進化を感じ取られていました。

そしてその後に初のフルモデルチェンジが成された『NR-MZ100PREMI』が登場するのですが、当機もインパクトが強かったですね。当機の場合は音質が向上したことに加えて、画面が見やすくなり操作レスポンスも速くなりました。使い心地も格段に向上しましたから。歴代モデルの中でもっとも進化幅が大きかったのは、間違いなく当機だったと思います。

もっとも多くのお客様にご購入いただけたのも、『NR-MZ100PREMI』でした。新規の方だけでなく、従来機から買い替えてくださる方も多々いらっしゃいましたし。そういった方々は、音もさることながら使い勝手の良さに惹かれていたように思います。

画面の見やすさは、現状でもトップレベルを維持していると思います。最近は高画質をうたうモデルが増えていますが、『DIATONE SOUND.NAVI』の場合は光が当たっても見えにくくなりません。車載状態での見やすさが際立っています。操作レスポンスの速さも、他機種と比べて頭ひとつ抜きん出ています。

また、音的にも『DIATONE SOUND.NAVI』ならではの特長があります。柔らかくて温かいサウンドが持ち味です。味わいを重視される方には特におすすめしたいですね」

「まずは、内蔵パワーアンプの良さを存分に味わっていただきたいですね」

続いては、『DIATONE SOUND.NAVI』ユーザーがこれをどのように楽しんでいるのかを訊いてみた。

「出始めた当初はこれにてシステムを完結させる方が多かったのですが、最近はフルシステムへと発展させる方も少なくなくなってきました。

とはいえ、いきなりフルシステムを組まれる方はほとんどいらっしゃいません。私自身も、まずは内蔵パワーアンプで楽しむことをおすすめしていますし。『DIATONE SOUND.NAVI』は内蔵パワーアンプの性能が高いので、まずはその良さを存分に味わっていただきたいと思っています。サブウーファーやパワーアンプの追加を検討されるのは、その後さらに良い音を聴きたくなったときで良いかと。段階を踏んだ方が長くじっくりと楽しめます。『DIATONE SOUND.NAVI』は、それができるユニットです。

ただ、『DIATONE SOUND.NAVI』の導入とスピーカー交換をされた段階で、“もうこれで十分”と思われる方も少なくありません(笑)。でも、それでも良いと思うんです。実際、それだけでも高い満足度が得られます。楽しんでいただくことが大切ですから。

ちなみに、組み合わせるスピーカーは機種を選びません。どのようなタイプのモデルを使っても、それぞれの良さをしっかりと引き出してくれます。

スピーカーは山ほどあります。その中から好きなものを見つけ出すこともカーオーディオの楽しみどころです。いろいろなスピーカーを聴き比べて、お気に入りを探し出していただきたいですね。どれを選ばれても、『DIATONE SOUND.NAVI』なら安心してお使いいただけます。

価格帯的には5、6万円台のモデルが選ばれることが多いです。これらはエントリーモデル中の上級モデルという位置付けですが、安すぎないモデルの方が『DIATONE SOUND.NAVI』の良さが引き立ちますから。また、将来的な外部パワーアンプの導入が視野に入っている方は、それ以上のモデルを選ばれることもあります。確かにそうしておくと、後々満足度の高いシステムを完成させられます」

「オールインワンであることはすなわちストロングポイントです。
合理的にシステム構築できますから」

ちなみに牧野さん曰く、『DIATONE SOUND.NAVI』を使う場合のスピーカー交換の次のステップアッププランとしておすすめなのは、「サブウーファーの追加」とのことだ。

「まずは高域から低域までをしっかり鳴らせる環境を整えると良いのではないかと思うんです。その後からの方が、外部パワーアンプの良さも引き出しやすいのではないでしょうか。

組み合わせるサブウーファーは、小型・薄型のパワードタイプでもOKです。スペースも取りませんし費用対効果も高いです。

なお、低音の質にこだわってユニットサブウーファーを導入しようとお考えなら、“DIATONE”の『SW-G50』がおすすめです。価格も手頃ですし、当機は鳴らしやすいんですよ。ボックスサイズ的な融通も効きますので、取り付け上の都合を優先させられます」

ところで“オートステーションK2”ではかつて、『NR-MZ100PREMI』を核とする内蔵パワーアンプシステムを搭載したデモカー(トヨタ・プリウス)を『大阪オートメッセ』に出展している。

「『DIATONE SOUND.NAVI』ならば高性能なDSPとパワーアンプを同時に手にできます。オールインワンであることはすなわちストロングポイントです。合理的にシステム構築できますから。物量を投じずに済むのでエコカーにも向いています。現実的なスタイルでカーオーディオを楽しむことをご提案したくて、あのデモカーは作られました。

気軽に楽しまれる方が増えたらいいなと思っています。『DIATONE SOUND.NAVI』ならそれが可能です。多くの方に使っていただきたいですね」

カーオーディオにはいろいろな楽しみ方があるが、『DIATONE SOUND.NAVI』から始めるというアプローチも有力なチョイスの1つであることを、牧野さんの話から再認識できた。ドライブに音楽は欠かせないと考えているならば、『DIATONE SOUND.NAVI』を使ってみても面白そうだ。これならばライトに合理的に、グッドサウンドを手にできる。おすすめ度は高い。

【プロに訊く】『DIATONE SOUND.NAVI』の、“魅力”と“楽しみ方”

《太田祥三》

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