その名は「setowa」…JR西日本が瀬戸内エリアでMaaSの実証実験 10月1日から

瀬戸内エリアMaaSの到着エリアに入る山陽本線尾道駅。
瀬戸内エリアMaaSの到着エリアに入る山陽本線尾道駅。全 4 枚

JR西日本は8月26日、「瀬戸内エリア」と呼ばれる広島県東部(一部愛媛県)で10月1日から実施する観光型Mobility as a Service(MaaS)の実証実験の詳細を明らかにした。

到着エリアまでの鉄道や、到着エリア内のバス、タクシーといったいわゆる「2次交通」をシームレスに利用し、スマートフォンなどで検索や予約、決済することができる観光型のMaaSは、4月1日から3か月間、JR東日本が主体となって伊豆地域で初めて実証実験が行なわれたが、JR西日本でも「せとうち広島デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン」に合わせて2020年3月31日まで実証実験を行なうことになった。

サービス名は「setowa」で、到着エリアは瀬戸内エリアと呼ばれる呉市(大崎下島)、竹原市、三原市、尾道市、福山市、大崎上島町と愛媛県今治市(大三島)。

鉄道と、到着エリア内の船舶、バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングといった2次交通は、9月17日から提供される予定の専用アプリケーション「setowa」によるオンライン決済・予約が可能で、到着エリア内の指定された鉄道、バス、船舶、ロープウェイが2日間乗り降り自由で、エリア内の観光施設入館がセットになった「setowaデジタルフリーパス」(大人3000円・子供1500円)を利用できる。

ただし、到着エリアまでの列車予約は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」を利用できるJR西日本、JR東海、JR四国、JR九州エリアの各駅からとなる。

地域と連携し整備を行なった観光コンテンツやクルーズ船、観光タクシーなどをアプリ上で予約・決済できる「デジタルチケット」も提供され、対象の施設や店舗での割引特典も用意されるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る