南海の車両に重大インシデント…関空特急『ラピート』の台車枠に亀裂 8月24日

南海の関空アクセス特急『ラピート』。運行中に異音が認め、車庫で台車亀裂が発見された。
南海の関空アクセス特急『ラピート』。運行中に異音が認め、車庫で台車亀裂が発見された。全 1 枚

国土交通省運輸安全委員会は8月26日、南海電気鉄道(南海)の住ノ江検車区(大阪市住之江区)で発見された車両障害を重大インシデントに認定したことを明らかにした。

当該の車両は難波~関西空港間で運行されている50000系電車で、運輸安全委員会の発表によると、8月24日、車掌が連結部のわたり板部分から金属が擦れる音を確認。報告を受けた住ノ江検車区の検修担当者が連結部の点検を行なったところ、異常を確認できなかったため、全般にわたり点検したところ、バネを介した車体下にある「台車枠」と呼ばれるパーツで、主電動機(モーター)を支持する受座部分におよそ14cmの亀裂を発見したという。

50000系は関西国際空港(大阪府田尻町・泉佐野市・泉南市)が開業した1994年9月から関空アクセス特急『ラピート』として運行を開始した6両編成の特急型電車で、2015年から2018年にかけてはリニューアル工事が施工されていた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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