ポルシェ カイエン 新型に680馬力PHV、最新の電子制御システム搭載…フランクフルトモーターショー2019で発表へ

新開発のエアサスを採用

48V技術で車体を水平に保つ

コーナリング性能を高めるPTV Plus

ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型
ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型全 8 枚

ポルシェは8月27日、9月にドイツで開催されるフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)で初公開する予定の新型『カイエンターボSEハイブリッド』(Porsche Cayenne Turbo S E-Hybrid)に、最新の電子制御システムを搭載すると発表した。

画像:ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型

新開発のエアサスを採用

新型カイエンターボSEハイブリッドには、電子制御のマルチプレートクラッチを備えた「ポルシェトラクションマネジメント(PTM)」を採用する。アクティブな4WDシステムにより、リアアクスルとフロントアクスル間で、駆動力の配分をコントロールする。スポーツ走行時に最適なトラクションを得るために、コーナリング時に前輪のパワーを制御して、最適なコーナリング安定性が得られるように支援する。オフロードでは、システムは前後アクスル間の駆動力配分を変化させて、最大の駆動力を獲得する。

「3チャンバーエアサスペンション」は、スプリングストラットごとに3つのチャンバーを備えており、異なるスプリングレートを実現できる。通常走行では快適性を重視して、サスペンションは低いスプリングレートに設定されている。強いピッチとロールを検知すると、システムはすぐに高いスプリングレートに切り替わり、ボディを安定させる。最低地上高は、走行中に162~245mmの間で変化する。ドライバーは、「PCM」を介して、車高を手動で制御することが可能だ。210km/h以上では、自動的にアクティブになり、高速走行時の走行安定性を向上させる。ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型

48V技術で車体を水平に保つ

「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」は、電子制御のショックアブソーバーシステムだ。路面の状態と運転スタイルに応じて、4輪の減衰力をアクティブかつ継続的にコントロールする。センサーは、加速、ブレーキ、高速コーナリング、オフロード走行中に、車体の動きを記録する。

「ポルシェ4Dシャシーコントロール」は、縦方向、横方向、垂直方向の加速度を分析する。その後、最適な運転条件の情報が計算され、関連するすべてのシステムで利用可能になる。これらのパラメーターを使用して、車両の状態を計算し、現在選択されている運転モードに応じて、減衰力をコントロールする。

「ポルシェダイナミックシャーシコントロール(PDCC)」は、48ボルトテクノロジーで作動する。車体を積極的に安定させるために、前後アクスルのスタビライザーのねじり剛性をミリ秒単位で調整する。2名乗車で横加速度が最大0.8gの場合、横方向の動きを抑制する。スタビライザーは2つの部分に分かれており、一方はピボットモーターに結合されている。車体のロール角に応じて、モーターが車両を水平に保つ。ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型ポルシェ・カイエン・ターボ S E ハイブリッド 新型

コーナリング性能を高めるPTV Plus

「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)」は、電子制御で、可変式のリアディファレンシャルロックを作動させる。車両がコーナーに進入すると、内側の後輪にブレーキ圧がかけられる。その結果、外側の後輪により多くの駆動力が分配され、車両をコーナー内側へと向ける力が強まり、コーナリング性能を向上させる。

「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」は、フロントに直径440mmの穴あきのクロスドリルドブレーキと10ピストンアルミモノブロックキャリパー、リアに直径410mmの4ピストンアルミモノブロックキャリパーを装備し、制動距離を短縮する。セラミック製ブレーキディスクは、約50%軽量に仕上げられている。

《森脇稔》

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