VW ゴルフ 新型、プロトタイプの画像…今秋正式発表へ

48Vマイルドハイブリッド採用

スマホがキー代わりに

開発は最終段階に

フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型のプロトタイプ
フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型のプロトタイプ全 6 枚

フォルクスワーゲンは8月28日、新型『ゴルフ』(Volkswagen Golf)のプロトタイプの画像を公開した。今秋、ワールドプレミアされる予定だ。

ゴルフは、フォルクスワーゲンの主力車種だ。初代ゴルフは1974年に発表され、世界のコンパクトカーのベンチマーク的存在となった。新型ゴルフは8世代目モデルだ。2019年、フォルクスワーゲンは複数の新車を発表する予定だが、そのハイライトのひとつが新型ゴルフになる。

48Vマイルドハイブリッド採用

新型ゴルフには、新開発のマイルドハイブリッドシステムが搭載される。欧州で導入車種が拡大している48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用する。新型ゴルフでは、エンジンに48Vのベルト一体型スタータージェネレーターと48Vのリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。高速道路など低負荷走行時には、エンジンを停止し、惰性走行することが可能だ。これにより100km走行あたり、燃料を最大0.4リットル節約する。

また、このマイルドハイブリッドシステムは、始動時に電気的ブーストをかけ、駆動トルクを増加させる小型軽量な発電機として機能する。これは、エンジンをスムーズに始動させるのが狙いだ。さらに減速時には、スタータージェネレーターはバッテリーに電力を蓄える機能も果たす。

なお、フォルクスワーゲンは新型ゴルフの48Vマイルドハイブリッドについて、欧州での発売当初は排気量1.0と1.5リットルエンジン、デュアルクラッチトランスミッション(DSG)との組み合わせになることを明らかにしている。

スマホがキー代わりに

また、フォルクスワーゲンは、新型ゴルフにデジタルキーを採用する。新型ゴルフのユーザーは、デジタルキーを利用して車両のロックを解除し、スマートフォンでエンジンを始動したり、アプリを使って、家族や友人とデジタルキーを共有したりすることができる。

また、デジタルキーシステムでは、スマートフォンを使ってさまざまな機能にアクセスすることも可能だ。フォルクスワーゲンによると、新型ゴルフがとくにコネクティビティとデジタル機能の面で、クラスの基準を再び打ち立てるという。フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型のプロトタイプフォルクスワーゲン・ゴルフ 新型のプロトタイプ

開発は最終段階に

今回、画像が公開されたプロトタイプ車両には、黒と白の独特のカムフラージュが施されている。それでも、力強いプロポーションを備えた5ドアハッチバックのボディが見て取れる。フォルクスワーゲンによると、プロトタイプ車両の視覚的なDNAは、紛れもなくゴルフであるということを示しているという。

ボディサイドを見ると、カムフラージュの中に「GOLF」の文字が浮かび上がるようにデザインされているのも特長だ。ヘッドライトには、最新のLEDテクノロジーが組み込まれると見られる。現在、開発は最終段階に入っている。

ゴルフの初代からの累計生産台数は、3500万台を超えている。フォルクスワーゲンによると、新型ゴルフはそのデザインとデジタルイノベーションにより、ベストセラー車を目指しており、電動化されたパワートレイン、デジタル&コネクテッドなインテリア、最新の先進運転支援システム(ADAS)、オンラインベースの機能とサービスなどの特長を備え、新しい衝動で時代を形成するという。

《森脇稔》

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