VW、新型盗難防止装置を市販車に搭載へ…キー通信の傍受を防止

UWBは車載分野だけでも、自動トレーラーヒッチ作動、車内の乗員検知、自動バレーパーキング、ハンズフリーパーキング、パーキングロットアクセス、ドライブスルー決済など、数多くの新たなユースケースを可能にする技術だ。
またUWB技術は、UWBアンカーの位置、その動き、他のデバイスとの距離などの情報を、数cmという高い精度でリアルタイム処理することができる。そのため、多くの新しいアプリケーションを実現するものとして、期待されている。
フォルクスワーゲンは、NXPのUWBによる高精度測距技術を利用した盗難防止装置を、市販車に搭載する計画だ。UWBは、自動車窃盗犯によるリレーアタックなど、自動車キー通信の傍受を防止できるという。
また、フォルクスワーゲンは高精度センシングを人工知能(AI)と組み合わせる予定だ。これにより、UWB自動車キーはドライバーのジェスチャーを学習し、車両のドアやトランクを簡単に開閉できる、としている。
《森脇稔》