ホンダの新型EV『ホンダe』、量産モデルの画像…フランクフルトモーターショー2019で発表へ

モーターは最大出力136psと154ps

1回の充電での航続は最大220km

5画面のフルワイドデジタルコクピット

ホンダ e の量産モデル
ホンダ e の量産モデル全 8 枚

ホンダの欧州部門は9月4日、新型EVの『ホンダe』(Honda e)の量産モデルの画像を公開した。実車は9月10日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)でワールドプレミアされる予定だ。

ホンダeは、2025年までに欧州新車販売を100%電動化するというホンダのコミットメントの次なるステップとなる新型EVだ。デザインと使いやすさを重視して開発された。都市のライフスタイルに合ったEVを求める顧客のニーズを満たすよう、設計されている。

モーターは最大出力136psと154ps

ホンダeには、高出力の電気モーターを搭載する。最大出力は136psと154psの2種類のチューニングが設定される。どちらも、最大トルクは32.1kgmを引き出す。ホンダeでは、このモーターが後輪を駆動する。0~100km/h加速は、およそ8秒の性能を備えている。ホンダによると、スポーティでかつレスポンスの高い走りが楽しめるという。

ホンダeには、デジタルミラーのサイドカメラミラーシステムが採用される。サイドカメラミラーシステムは、従来のドアミラーを小型のカメラで置き換え、車内の2つの6インチスクリーンにライブ映像を表示する。ホンダによると、コンパクトセグメントで初のカメラテクノロジーは、スタイリング、安全性、空力特性などの面において、大きなメリットをもたらすという。

1回の充電での航続は最大220km

ホンダeには、蓄電容量35.5kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載する。ホンダによると、このクラスで最もコンパクトなバッテリーになるという。1回の充電での航続は、最大220kmとなる。急速充電を利用すれば、30分でバッテリー容量の80%まで充電できる。

ホンダeには、デジタルキーを採用する。スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、車両のロックとロック解除がデジタルキーの役目を持つスマートフォンで行える。

インテリアには、繊細で現代的な素材を使用した。リラックスしたモダンなキャビンを目指している。ホンダ e の量産モデルホンダ e の量産モデル

5画面のフルワイドデジタルコクピット

ホンダe の最新コネクティビティでは、5画面のフルワイドデジタルコクピットが特長だ。12.3インチのデュアルLCDタッチスクリーンに、さまざまな情報を表示する。インテリジェントなアプリケーションやサービスも用意する。

ホンダeには、AI(人工知能)採用の「ホンダ・パーソナル・アシスタント」を搭載しており、音声でさまざまな指示が行える。ホンダ・パーソナル・アシスタントは、自然な会話で、さまざまなオンラインサービスへのアクセスを可能にするスマートなAIサービスだ。システムは、「OK、ホンダ」で起動でき、質問や指示に応えてくれる。機械学習により、時間が経過するにつれて音声認識のレベルが高まり、より正確な応答を実現する。

また、ホンダeでは、「My Honda」+スマートフォンのアプリケーションを介して、遠隔で車両にアクセスすることができる。このサービスは、充電機能や詳細な車両の状態、空調の管理、セキュリティなどを目的に開発された。バッテリーの充電制御も遠隔操作で行うことができ、充電ステーションやナビゲーションの検索結果は、モバイルデバイスから車両に送信できる。
あおり運転に備えたドライブレコーダーにまさかの弱点!? 過酷な使用環境でSDカードが…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る