ボッシュ、電動車向け48Vバッテリーを共同開発へ…CATLと戦略的提携

ボッシュの電動車向け48Vバッテリー
ボッシュの電動車向け48Vバッテリー全 2 枚

ボッシュ(Bosch)は9月5日、CATL(コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー)との間で長期的な戦略的提携を締結し、電動車向けの48ボルトバッテリーを共同開発すると発表した。

CATLは、世界有数のリチウムイオンバッテリー企業だ。今回の戦略的提携により、CATLはボッシュ向けにバッテリーセルを設計、開発、製造する。ボッシュはこのセルを、ボッシュの48ボルトバッテリーで使用する。

このバッテリーは、48ボルトの電動パワートレインシステムの中核技術のひとつになるという。すでに多くの自動車メーカーが、ボッシュの48ボルトバッテリーを採用している。ボッシュの48ボルトシステムは、48ボルトバッテリーだけでなく、DC / DCコンバーターなど、他のシステムコンポーネントにも拡大している。ボッシュは48ボルト技術により将来、手頃な価格で電動化を実現することを目指している。

48ボルトの電動パワートレインでは、エンジンをサポートする電気モーターを、48ボルトのバッテリーの電力で駆動する。バッテリーには、減速中のエネルギーが回収され、充電される。これにより、燃費を最大15%削減できるという。

48ボルトソリューションの市場は、世界中で成長している。ボッシュは2025年までに、世界中の新車のおよそ20%が、48ボルトシステムや48ボルトバッテリーを搭載すると予想する。とくに欧州と中国では、48ボルトシステムの需要が高まっている、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. レクサス『RX』米2026年モデルに「アピアランスパッケージ」新設定
  4. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  5. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る