スピードスケート小平奈緒をマツダがサポート「いっしょに走りながら進化したい」

小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)
小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)全 14 枚

「マツダといっしょに、走る喜びを感じながら自分を進化させたい。模範解答にこだわらず、自分自身を超えていくことに集中していきたい」 彼女はそういってクルマに一度、目を向ける。ここは長野市、甲信マツダ 長野本社ショールーム。

マツダは9月6日、ここ長野でトレーニングを積む平昌オリンピックスピードスケート金メダリスト 小平奈緒への『CX-8』納車式を開催。会場にはマツダ 小飼雅道 会長や甲信マツダ 神野道弘 代表取締役も駆けつけ、次の北京オリンピックへむけて走り出した小平にエールを送った。

マツダが小平の移動をサポート

小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)小平の新しい“伴奏車” CX-8 は、3年間という期限つき貸与。マツダは、小平選手の国内遠征時の車両輸送(カーフェリーなど)や、スーツケースやトレーニング用バイクなどの携行品の搬送もサポートし、メンテナンスも定期的に長野本店で実施。スピードスケート海外大会や海外トレーニングのさいは、マツダ現地法人が移動をサポートする。そしてなぜマツダが、小平奈緒に CX-8 を贈って彼女の選手生活をサポートするか、だ。

実は、小平とマツダ小飼会長は、同じ長野県茅野市の出身。小飼会長は彼女の活躍と努力に突き動かされ、同郷の彼女に「マツダ車といっしょにさらに走りを追求してもらいたい」という思いで CX-8 貸与を打診。マツダが「人間中心の開発哲学を貫くマツダ車を日常的に使用することで、車種が異なっても違和感なく、海外でも快適なクルマ移動を実現し、競技生活での移動負荷を軽減させたい」と共鳴し、ここに「小平奈緒×マツダ」の競技サポートが実現。マツダ小飼会長はこう語る。

「いっしょに走り、かけがえのないパートナーに」

小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)「こうしていま、小平選手との縁が築けたことを本当にうれしく思う。マツダグループは、努力し続けるアスリート、奮闘するスポーツチーム、団体をいつも応援していたい。われわれは小平選手の弛まぬ努力と精神に共感を覚えた」

「マツダもそう。自動車メーカーとして、安全の追求や、地球環境保全にむけた取り組みも、終わりはない。そして、マツダの走りにあるファントゥドライブ、乗って運転して楽しいという商品を追求し続けている」

「人やものを遠くに運ぶのほかに、乗って楽しい、乗ってる人、運転してる人を元気にするクルマがなくてはならない。ドライバーの感性や操作が最大限発揮できるクルマを開発している。マツダのクルマを乗り継いでいくなかで、いつしかクルマがその人の一部になる。人生のかけがえのないパートナーになるという思いで開発している」

「そういう思いで、小平選手にこの CX-8 を贈った。マツダのクルマで競技生活をサポートしながら、いっしょに走りながらともに進化していけたらうれしい。かけがえのないパートナーになってもらいたい」(小飼会長)

そして小平奈緒は、同郷の小飼会長からのメッセージを受け、こう抱負を語った。

「一瞬一瞬をていねいに」

小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)小平奈緒選手 CX-8 納車式(9月6日/甲信マツダ 長野本社ショールーム)「国内のみでなく、海外でもマツダのクルマに乗って移動できるということで、心強くて安心感がもてる。地元の応援のあたたかさに触れながら、いっしょに走るよろこびを極めていけると思うと、みんなの力でどんどん突き進めると思っている。みなさんのサポートを力にして、いっしょに進化していきたい」

「今シーズンは10月末に青森で開幕戦がある。そこでもこのクルマを使えてすごくうれしい。わくわくしている。海外では、いつもレンタカーを借りて移動していて、空港に着いてからレンタカーを待つ時間が長かったりする。希望する車両の大きさじゃないときもあって悩ましい問題だった。それもマツダのサポートのおかげで、これからは事前に乗るクルマが把握できるのでうれしい」

氷上のスプリンターは最後、アスリートの顔に戻り一点を見つめてこう語った。

「去年は世界記録更新にこだわったけど、世界記録更新に縛られているところもあった。これからは一瞬一瞬をていねいに走り抜いていきたい。選手でいられる時間は突然、終わるかもしれない。だから、一瞬一瞬をていねいに。それがまた自分の限界を引き上げてくれる」

《レスポンス編集部》

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