アウディ A5クーペ 改良新型、フランクフルトモーターショー2019で発表へ

シングルフレームグリルは新デザイン

12ボルトのマイルドハイブリッド

大型のMMIタッチディスプレイ採用

アウディ A5 クーペ 改良新型
アウディ A5 クーペ 改良新型全 13 枚

アウディは、改良新型『A5クーペ』(Audi A5)の概要を発表した。実車は9月10日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)で初公開される。

現行A5クーペは2016年6月、ドイツで発表された。アウディの主力2ドアクーペが、A5クーペだ。現行モデルは2世代目にあたり、セグメントの新たな基準を目指して開発された。デザインは、力強くスポーティかつエレガントさを追求。優れたエアロダイナミクス性能を持つ洗練されたデザインが特長になる。

また、複合素材を使用することにより、先代比で車両重量を、最大で60kg軽量化した。アウディによると、セグメントにおいて、最も軽いボディに仕上げているという。

今回、この現行A5クーペがデビューから3年以上が経過して、初の本格改良を実施し、改良新型がフランクフルトモーターショー2019で初公開される予定だ。内外装を中心にリニューアルが施され、BMW『4シリーズ』やメルセデスベンツ『Cクラスクーペ』などの競合車に対抗する。アウディ A5 クーペ 改良新型アウディ A5 クーペ 改良新型

シングルフレームグリルは新デザイン

改良新型には、新デザインのフロントグリルを採用した。ハニカムグリルを備えたシングルフレームグリルは、従来よりもワイドかつフラットになった。グリルの上にある換気スリットは、1984年の『スポーツクワトロ』をモチーフにした。バンパーの下部には、大型のエアインテークを備えたブレードが付く。リアは、台形のテールパイプを備えたディフューザーインサートにより、ワイドに見せる変更を施した。

改良新型には、最新のLEDヘッドライトを標準装備する。オプションで、ダイナミックターンシグナルを備えたLEDリアライト付きのマトリックスLEDヘッドライトを用意した。外装をスポーティに仕立てる「アドバンスドライン」と「Sライン」も選択できる。ボディカラーは、新色のシェードディストリクトグリーンなど、12色を設定している。

12ボルトのマイルドハイブリッド

パワートレインでは、12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを複数のグレードに組み合わせた。12Vのマイルドハイブリッドは、12ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量10Ahの小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせた。

55~160km/hで走行中、アクセルオフでエンジンを休止させ、惰性走行して燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大5kWのエネルギーを回生する。アウディによると、100km走行あたり最大0.4リットルの燃料消費を減らせるという。アウディ A5 クーペ 改良新型アウディ A5 クーペ 改良新型

大型のMMIタッチディスプレイ採用

改良新型のインテリアは、ダッシュボードの中央に、ドライバーに向かってわずかに傾斜した大型のMMI(マルチ・メディア・インターフェース)タッチディスプレイを配置した。

新しいMMIシステムは、最新のスマートフォンと同様のユーザーエクスペリエンスを可能にする。センターコンソールには、従来のロータリーボタン式コントローラーに代えて、音響フィードバック付きのMMIタッチディスプレイを装備した。10.1インチのグラフィックメニューにより、使いやすさを追求する。MMI検索はフリーテキスト入力に基づいており、素早い検索を可能にした。最新の音声認識技術も導入されており、日常会話で使用される言葉の多くを理解する。
[PR]いまや自動車には必須の装備となっているドライブレコーダーだが、その記憶媒体のSDカードは、他の電子機器と比べて過酷な環境…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. FJクルーザー が復活へ…トヨタ『ランドクルーザーFJ』最終デザインはこれだ!
  2. スズキ『スペーシア』など6740台…4月のリコール記事まとめ
  3. 30年で25台のスバル車を購入、26台目に新型『フォレスター』を選んだ英国スバリストの愛
  4. なぜ今「ダウンサス」? 車高調より安くて“扱いやすい”注目チューンの実力~カスタムHOW TO~
  5. ポイ活主婦に自動車税の納付の仕方を聞く…キャンペーンで全額還元・ポイントで0円払いもできる!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  3. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  4. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る