スマート フォーフォーEV に 改良新型、専用マスク…フランクフルトモーターショー2019

EQフォーツーと差異化されたフロントマスク

1回の充電での航続は最大153km

Apple Watchとの連携も可能

スマート EQ フォーフォー 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)
スマート EQ フォーフォー 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)全 17 枚

メルセデスベンツ傘下のスマートは9月9日、ドイツで開催したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)のプレビューイベントにおいて、『EQフォーフォー』(Smart EQ forfour)の改良新型を初公開した。

メルセデスベンツは、電動車に特化した新ブランドとして、「EQ」を立ち上げた。2018年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2018では、スマートの市販モデルに初めてEQの名前が冠され、EQフォーフォーがデビューしている。

EQフォーツーと差異化されたフロントマスク

改良新型では、スマート「forease」や「forease +」など、最新のコンセプトカーのイメージを、フロントマスクに反映させた。逆台形の「Aシェイプ」のフロントグリルが、改良新型EQフォーフォーの特長だ。オプションLEDフォグランプも、EQフォーツーとは異なり、グリル内に配置される。リアはテールランプを新デザインとした。

フロントの3つの大きなアクティブLEDエレメントは、特長的な光のグラフィックを可能にする。スモールランプとメインビームに加えて、ウインカーとしても機能する。オプションのフルLEDヘッドランプは、車両のロックを解除した後、ウェルカムモードでドライバーを迎えてくれる。スマート EQ フォーフォー 改良新型スマート EQ フォーフォー 改良新型

1回の充電での航続は最大153km

改良新型EQフォーフォーは、引き続き車体のリアにモーターを搭載する。最大出力は82hp、最大トルクは16.3kgmを引き出す。0~100km/h加速は12.7秒、最高速は130km/hの性能を備えている。

バッテリーは、ダイムラーの子会社が開発・生産する蓄電容量が17.6kWhのリチウムイオンだ。1回の充電での航続は、最大153kmとした。充電は230ボルトソケットを利用して、およそ3時間30分だ。急速充電機能を備えたオプションの出力22kWチャージャーを利用すれば、およそ40分でバッテリー容量の80%が充電できる。

Apple Watchとの連携も可能

インテリアは、スマートの「UXコンセプト」を再デザインした。収納スペースを拡張し、利便性を引き上げる。セレクターレバーの前に大型の収納コンパートメントを配置し、ローラーカバーで開閉を行う。大型のスマートフォンも収納できる。この新しい収納コンパートメントには、取り外し可能なデュアルカップホルダーを採用しており、コーヒーカップを2個収納することができる。スマート EQ フォーフォー 改良新型スマート EQ フォーフォー 改良新型

インフォテインメントシステムは、スマートフォンとの連携が強化された。車内でもユーザーに、デジタル環境を提供する。8インチのタッチスクリーンを装備した。アップグレードにより、直感的なソリューションを手に入れることができる。スマートフォンのソフトウェアの更新で、新しいアプリが利用可能になるとすぐに、スマートの車載インフォテインメントにも反映される。

「スマートEQコントロールアプリ」は、ドライバーのスマートフォンにモビリティをもたらすものだ。ドライバーは、車両の状態を遠隔で把握することができる。ドライバーは、車外にいながら、車両の航続とバッテリーの充電レベルを常に把握し、ドライブ計画が立てられる。また、アプリを介して、乗車前に車内の空調を作動させ、快適な室内空間を実現することも可能だ。

改良新型は、「Apple Watch」とも連携する。Apple Watchを見るだけで、ユーザーは現在のバッテリーの状態や航続の確認、乗車前の空調の管理ができるようになった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  2. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  5. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  6. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  7. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  8. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  9. 80年代GPマシンを現代に、ヤマハ『XSR900 GP』が143万円で5月20日に発売決定!
  10. EVは自宅充電と電気料金プラン選びが大切! 竹岡圭がユアスタンドに聞く、“楽しくお得なEVライフ”のコツPR
ランキングをもっと見る