アウディ、自動運転の電動オフローダーを提案…フランクフルトモーターショー2019[訂正]

広大なガラスで外の景色を堪能

水深50cmの浅瀬を走行可能

航続の目標は最大500km

レベル4の自動運転機能

アウディAIトライアル・クワトロ(フランクフルトモーターショー2019)
アウディAIトライアル・クワトロ(フランクフルトモーターショー2019)全 21 枚

アウディは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、コンセプトカーの『AIトレイルクワトロ』(Audi AI:TRAIL quattro)を初公開した。

画像:アウディ AIトライアル・クワトロ

広大なガラスで外の景色を堪能

AIトレイルクワトロは、アウディが未来の電動オフロード車を提案したコンセプトカーだ。AIトレイルクワトロには、自動運転の能力と優れたオフロード性能を組み合わせた。キャビンを取り囲むガラスは地面の近くにまで達し、高い視認性を車両の全周において確保している。大容量バッテリーを搭載することにより、充電ステーションネットワークから外れた場所でも、充分な航続を実現する。

また、AIトレイルクワトロには、テレビを観たりビデオ会議に使用したりする大型スクリーンは搭載されていない。そのかわりに広大なガラスを通して、外の景色を堪能することができるようにした。

水深50cmの浅瀬を走行可能

AIトレイルクワトロのボディサイズは、全長4150mm、全幅2150mm、全高1670mmだ。850mmタイヤを装着する大型の22インチホイールなどは、静止時にも高いオフロード性能を物語る。最低地上高は340mmで、水深50cmの浅瀬を走行できる。起伏の激しい荒れた路面では、フロアに一体化されたバッテリーユニットが地面と接触することなく、軽快に走行することができるという。アウディAIトレイル・クワトロアウディAIトレイル・クワトロ

フロントウィンドウは、ヘリコプターのコックピットのように車両のフロント部分を包み込む。それによって、乗員は、前方と側方の道や風景を見通すことが可能だ。透明なガラスで覆われているのはフロントとサイドだけではない。フロントウィンドウの上端からリアスポイラーに至るルーフのほぼ全面がガラス張りで、空と風景を眺めることができる。縦型のシングルフレームグリルも8角形のガラスから作られており、アウディの4リングスエンブレムだけが通常の位置にレイアウトされた。

フロントウィンドウもテールゲートも大きく開くため、広々とした収納スペースに簡単にアクセスすることができる。中には走行中の荷崩れを防止するストラップが設置された。リアバンパーには、ハイキングブーツ、登山用具、濡れた衣服などの汚れたアイテムを入れておくことができるコンパートメントを一体化している。

観音開きのドアの下に設置されたサイドシルは、格納式のランニングボードとして機能する。ルーフラックの取り付けや取り外しは簡単。4本のホイール上には、大きなホイールウェルではなく、水平なフェンダーのみが設置されている。それにより、走行中のコックピットから、サスペンションの作動を確認することができる。アウディAIトレイル・クワトロアウディAIトレイル・クワトロ

航続の目標は最大500km

EVパワートレインは、4輪の近くに合計4基の電気モーターを搭載し、4輪を駆動する電動クワトロとした。最大出力は435hpで、最大トルクは102kgmだ。一般的な走行時においては、そのパワーをフルに活用する場面は少なく、通常はひとつのアクスルを駆動するだけで充分という。

リチウムイオンバッテリーを搭載する。航続の目標値は、舗装路や整備されたオフロードで、400~500km(WLTPモード)だ。ほぼ常にホイールスリップが発生して、多くのエネルギーを消費してしまう荒れたオフロードでは、航続の目標値は250kmに設定されている。舗装道における最高速は130km/hとした。

レベル4の自動運転機能

レベル4の自動運転機能を採用した。レベル4のシステムでは、ドライバーによる運転の支援は必要ないが、その機能は高速道路や都市部の特別なインフラが整備された地域など、特定のエリアに限定される。このような場所では、ドライバーは完全に運転操作をシステムに委ねることができる。しかし、車両がその条件に適合した地域から離れた場合は、ドライバーが運転に責任を持つ。そのため、AIトレイルクワトロには、ステアリングホイールとペダルを装備している。

<おわび>車名が間違って表記されておりました。訂正して再出力しました。

《森脇稔》

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