【SUPER GT】トヨタ、日産のGT500ニューマシン、鈴鹿でシェイクダウン

[GT500ニューマシンシェイクダウンテスト] トヨタGRスープラ
[GT500ニューマシンシェイクダウンテスト] トヨタGRスープラ全 6 枚

2020年からSUPER GT GT500クラスに採用される「クラス1」規定に合致したトヨタと日産のニューマシンによるシェークダウンテストが12日、鈴鹿サーキットで行われた。

この日、11日に発表されたニューマシンが実際にサーキットを走行した。テストセッションは11時半から13時半と、15時から17時の合計4時間。しかしシェイクダウンということもあり、トラブルから多くの時間をピットで過ごすことになった。

トヨタ『GRスープラ』は1回目のセッション終了間際に5周ほどの周回をこなし、2回目のセッションでは1時間を過ぎたあたりから積極的に走行を重ね、最速は1分50秒832と、シェイクダウンとしてはまずまずのタイムを記録してきた。この日ステアリングを握ったドライバーの1人、石浦宏明は「マイナートラブルはあったけど、シェイクダウンとしては上出来。共通部品の使用でこれまでと使い方が違い難しいが、感触は悪くない」と満足した様子だった。

日産『GT-Rニスモ』は、新たに共通部品として採用されたスロットルの制御システムに苦労し、ピットアウト、ピットインを繰り返して1日が終了。唯一計測できたラップも2分48秒と、レーシングスピードでの走行には至らなかった。ドライブを担当した一人ロニー・クインタレッリは「アクセル操作とパワーが合わず、苦労した。でも終盤はS字など一部で速く走れるようになった。マシンのフィーリングはとてもいいので、明日は問題が解決できて、もっと高いスピード域でテストしたい」と語った。

テストは13日も引き続き行われ、引き続きトヨタGRスープラと日産GT-Rニスモが走行する予定だ。

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る