コンチネンタル、通信するタイヤ「コンチ・ケア」発表…フランクフルトモーターショー2019

コンチネンタル(フランクフルトモーターショー2019)
コンチネンタル(フランクフルトモーターショー2019)全 5 枚

コンチネンタル(Continental)は、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、「コンチ・ケア」(Conti C.A.R.E.)を初公開した。

コンチ・ケアタイヤは、タイヤ構造内に組み込まれたセンサーが、トレッドの溝深さや損傷の可能性、タイヤ温度と空気圧に関するデータを生成し、継続的に評価する。「コンチ・センス」(ContiSense)と名付けられたこの監視システムが、タイヤの状況に関する情報を「コンチ・コネクト・ライブ」(ContiConnect Live)に送信し、車両管理者がモビリティの管理を効率的に行えるようにする。

コンチ・ケアは、ウェブベースのコンチ・コネクト・ライブのアプリと連動することで、コストを最適化する。さらに、パフォーマンスを向上するなど、最新のロボタクシー車両向けにタイヤ管理の手段を提供する柔軟なシステムソリューションを構築する。

もう1つのアイデアが、ホイールに組み込まれた遠心ポンプを活用して、空気圧を能動的に調節するシステムだ。車両が加速すると、ホイール内の遠心力がポンプに作用して、圧縮空気を生成する。この耐圧技術は、タイヤの空気圧を常に最適な範囲内に保ち、CO2排出量の持続可能な減少を達成するのに役立つ。

余分な圧縮空気は、一体型タンクに保管される。増圧技術により、この空気は、さまざまな運転状況に応じてタイヤ空気圧を即時に調節するために使用される、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. プロが教える“失敗しない”キャリパー選びと注意点~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る