アウディ S5クーペ 改良新型はディーゼルに、最大トルク71.4kgm…フランクフルトモーターショー2019

0~100km/h加速5秒以下

48Vマイルドハイブリッド搭載

スポーティな内外装

アウディ S5 クーペ TDI 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)
アウディ S5 クーペ TDI 改良新型(フランクフルトモーターショー2019)全 18 枚
アウディは、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、改良新型『S5 クーペ TDI』(Audi S5 Coupe TDI)を初公開した。

同車は、2ドアの『A5クーペ』がベースの高性能モデルだ。これまで、『S5クーペ』には、ガソリンエンジンが搭載されてきた。今回の改良新型の発表を機に、欧州ではディーゼルエンジン搭載車に変更され、グレード名にディーゼルを示す「TDI」が冠される。

◆0~100km/h加速5秒以下

パワートレインには、直噴3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンを新たに搭載する。このエンジンは、ターボチャージャーと電動コンプレッサーでダブル過給されているのが特長だ。電動コンプレッサーは、発進時やエンジンが低回転の状態から加速する場合などに、ターボチャージャーの働きをサポートして、優れたレスポンスとフレキシブルなドライバビリティを追求する。

この結果、最大出力349hp、最大トルク71.4kgmを獲得する。71.4kgmの強大なトルクは、2500~3100rpmの領域で引き出される特性だ。トランスミッションは8速ティプトロニック。駆動方式は4WDのクワトロ。動力性能は、0~100km/h加速5秒以下、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。アウディ S5 クーペ TDI 改良新型

◆48Vマイルドハイブリッド搭載

また、このパワートレインには、48Vのマイルドハイブリッドを搭載した。48ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量0.5kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、55~160km/hの範囲で走行中、最長で40秒エンジンを休止させ、惰性走行で燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、22km/h以上の幅広い走行条件で作動。減速時には、BASが最大8kWのエネルギーを回生する。アウディによると、マイルドハイブリッドの効果により、実走行で100kmあたり、最大0.4リットルの燃料を節約できるという。

「Sスポーツサスペンション」を標準装備した。オプションのダンパーコントロール付きSスポーツサスペンションでは、スポーツディファレンシャルが採用され、後輪の左右間で積極的にパワーを配分することができる。アウディ S5 クーペ TDI 改良新型

◆スポーティな内外装

内外装は、アウディのSモデルらしく、スポーティな演出が施される。エクステリアでは、フロントグリルやバンパー、ドアミラーなどに、ダーククロームやアルミの装飾が施される。ダイナミックターンシグナル付きのLEDリアライトも標準だ。

インテリアは、Sのロゴのエンボス加工が施されたスポーツシートなどを装備した。シートはレザーとアルカンターラ、またはファインナッパレザーとアルカンターラの組み合わせ。フットレストとペダルキャップはステンレス製だ。イグニッションスイッチをオンにすると、MMIディスプレイにウェルカムスクリーンとS5のロゴが表示される。

デジタルコクピットの「アウディバーチャルコックピット」の最新版をオプション設定する。12.3インチのディスプレイと、アウディのMMIナビゲーションプラスがセットされる。オプションのヘッドアップディスプレイでは、重要なデータをフロントガラスに映し出すことができる。
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《森脇稔》

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