JR北海道は11月16・17日、札沼線でキハ40形を観光列車仕様に改造した「山紫水明(さんしすいめい)」(「山明(さんめい)」「紫水(しすい)」)による臨時列車を運行する。
2020年5月の廃止が決定している北海道医療大学~新十津川間を含む札幌~石狩月形・新十津川間を「山明」と「紫水」の2両編成で運行されるもの。
「山明」は9月7日の一般公開後、定期列車に運用されているが、「紫水」は10月上旬頃に完成する予定で、10月14日に予定されている旭川駅での一般公開を経て、10月中旬から定期列車に運用される予定。
札沼線では、11月16日が「月形町・当別町コース」として札幌~石狩月形間で、11月17日が「新十津川町・浦臼町コース」として札幌~新十津川間で運行され、いずれも列車の乗車は往路のみとなる。
10月上旬の完成を予定しているキハ40形「紫水」号のエクステリアイメージ。紫色をベースに、海や雪の結晶、星の模様を配し「凛としたたたずまいに華やかさを感じられるデザイン」とする。旭川駅では、10月14日9時~9時30分に1番ホームで一般公開される予定。旅行商品として運行され、各日72人を募集。旅行代金は「月形町・当別町コース」が大人1万800円・子供9800円、「新十津川町・浦臼町コース」が大人1万2000円・子供1万1000円。
申込みは10月1日14時からJR北海道のツインクルデスクで受け付ける。
「紫水」号の内装イメージ。色以外は「山明」と共通の内装。