トヨタ グランビア 新型、海外向け ハイエース 新型がベース…10月オーストラリア発売へ

2002年以来17年ぶりに復活

ラグジュアリーなインテリア

6名乗りと8名乗りを設定

トヨタ・グランビア 新型
トヨタ・グランビア 新型全 7 枚

トヨタ自動車は、新型『グランビア』(Toyota Granvia)を10月14日、オーストラリアで発売すると発表した。現地ベース価格は、6万2990オーストラリアドル(約460万円)と公表されている。

2002年以来17年ぶりに復活

初代グランビアは1995年、日本国内でデビューした。トヨタの最上級ミニバンとして投入されたが、2002年に生産を終了している。トヨタは10月14日、オーストラリアで新型グランビアを発売する。グランビアの車名が復活するのは、2002年以来、17年ぶりとなる。

新型グランビアは、トヨタが2019年2月、フィリピンで発表した海外向けの『ハイエース』新型がベースだ。新型ハイエースは、刷新された専用プラットフォームにより、快適性を大幅に向上させるとともに、優れた安全性を実現した。顧客の日常生活やビジネスに活用できる高い基本性能と耐久性を追求している。

この海外向け新型ハイエースをベースにした乗用ワゴンとして登場したのが、新型グランビアだ。外観は新型ハイエースに対して、メッキを強調した専用フロントグリルが与えられており、押し出し感を演出する。バンパーもボディ同色に変更され、商用車感を払拭した。ホイールも専用デザインとしている。

新型ハイエース同様、セミボンネット化したパッケージを生かしながら、信頼感や力強さ、機能美を追求した。快適で先進的な空間を連想させるエクステリアデザインにしたという。トヨタ・グランビア 新型トヨタ・グランビア 新型

ラグジュアリーなインテリア

インテリアは、商用車の新型ハイエースとは異なるラグジュアリーな仕上がり。最大で8名乗車が可能だが、2列目シートはキャプテンシートも選択でき、乗員がリラックスして着座できる。リアサスペンションは、4リンクとして、乗り心地を追求した。コネクティビティの面では、最新世代のマルチメディアシステムを採用。4つのUSBポートと12個のスピーカーを装備することができる。

安全面では、最新の「トヨタ・セーフティ・センス」を導入する。歩行者および昼間の自転車検出機能を備える。アクティブクルーズコントロール、プリコリジョンセーフティシステム(PCS)、9個のエアバッグなども採用している。

また、環状骨格構造採用による優れたボディ剛性など、TNGAの設計思想に基づく新設計ボディを採用した。これにより、乗り心地や静粛性を大きく向上させるとともに、優れた安全性を実現する。各国のさまざまな道路環境においても安心・安全を感じられる高い耐久性と長距離走行でも疲れない快適な室内も追求している。

6名乗りと8名乗りを設定

オーストラリア向けの新型グランビアには、ベース仕様と上級の「VX」の2グレードを設定する。両グレードともに、6名乗りの標準ボディまたは8名乗りのロングボディが選択できる。6名乗りは、前から2+2+2の3列シート仕様だ。8名乗りは、前から2+2+2+2の4列シート仕様になる。

VXには、キルティングレザーをアクセントにした内装、パノラマビューモニター、デジタルリアビューミラー、12スピーカーのパイオニア製サウンドシステム、デュアル電動スライドドアなどが装備される。

また、最新のマルチメディアシステムを採用する。Apple の「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」に対応している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. プロが教える“失敗しない”キャリパー選びと注意点~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る