自動車保険の「レンタカー特約」は必要か…ハザードマップも判断材料に[マネーの達人]

自動車保険の「レンタカー特約」は必要か 自宅周辺の「ハザードマップ」も判断材料になる
自動車保険の「レンタカー特約」は必要か 自宅周辺の「ハザードマップ」も判断材料になる全 1 枚

自動車保険の補償内容にレンタカー特約や、代車特約があります。


事故や修理の時には普段お世話になっているディーラーが代車を出してくれているから特に必要ないという方も多いかもしれません。

ですが、大きな災害があった場合などには、ディーラーにも貸し出せる車両の数が決まっており、場合によっては代車をすぐに受け取れないという事もあります。

しかし、だからといって滅多にない事態に備えてレンタカー特約は付けておくべきかという点について今回は解説したいと思います。


レンタカー特約

レンタカー特約とは?


レンタカー特約を簡単に説明すると、自動車の事故や故障が起きてディーラーや修理工場に預けている間に、保険会社がレンタカー(代車)を準備してくれる特約です。

おおむね、1日あたり5,000円~1万円と補償の上限が決まっており、その範囲内で借りられるレンタカーを貸し出す事になります

保険会社にもよりますが、事故の場合はおおよそ30日程度が貸し出しの限度となります。

災害時には大きな出費となる事も


大きな災害があった場合にはディーラーから代車を借りる事ができない場合もあります

その場合、出勤などでどうしても車が必要となる場合は、自分でレンタカーを借りる必要があります。

仮に、1日5,000円の代車を20日間借りたという場合には、10万円もの出費となります。

災害時は車以外にも出費が重なってしまうので、レンタカー特約を付けている場合はこの費用が補填されるので、この場合はとても役に立つ特約でしょう

保険料も1年間で1万円程度ですので、自分で借りた場合の1~2日分のレンタカー代でまかなえることになります。

レンタカー特約が必要かどうか判断するには



ハザードマップを確認しよう

しかし、レンタカー特約に毎年お金を払っていれば、大きな金額となります。

自分でなんとかまかなえないか考える必要もあるでしょう。

そのために自分が住んでいる地域のハザードマップを確認して、災害が起きた場合には普段車を停めている場所や良く行動する場所で、どれだけ浸水があるかといった事を確認しましょう

ハザードマップはお住まいの自治体のHPなどからダウンロードできます。

浸水の可能性が高ければ、災害で車が使えなくなったという事をイメージして、その間は公共交通機関でなんとかならないか、また2台以上保有している場合は併用してなんとかできないか、もしくは万が一の場合には自分でまかなえないかといった点を中心に、レンタカー特約が自分の場合は必要かどうか判断しましょう

普段からしっかりと備えておきましょう


台風や大雨といった災害はいつ起きるか予想が付きにくいですが、近年では数十年に1度と言われる大きな規模の災害も発生しています。

他人事と考えずに、このレンタカー特約はもちろん、万が一の際に思わぬ出費で困らないために普段からしっかりと備えておくように心掛けていきましょう。(執筆者:西田 凌)

自動車保険の「レンタカー特約」は必要か 自宅周辺の「ハザードマップ」も判断材料になる

《西田 凌》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る