ジャガー、ブランド初の専用デザインセンター開設…最新VR導入

ジャガー・デザインセンター
ジャガー・デザインセンター全 9 枚

ジャガーカーズ(Jaguar Cars)は9月27日、「ジャガー・デザインセンター」を英国に開設した、と発表した。

画像:ジャガー・デザインセンター

ジャガー・デザインセンターは、ジャガーブランド専用のデザインスタジオだ。ブランドの84年の歴史において、ジャガーのデザインチーム全体を初めて、専用のクリエイティブスペースに集約している。

デザインスタジオの中心には、「ハートスペース」と呼ばれる場所が設けられた。次世代のジャガーをデザインする際に、多様なキャリアを持った創造的な280人のデザイナーが集まり、デザインを行う。このハートスペースを取り囲むように、インテリア、エクステリア、色、素材の各チームのための作業スペースがレイアウトされている。

ジャガー・デザインセンターには、20車種を一度に処理できるカスタムメイドの粘土モデリングマシン、仮想現実(VR)システム、「The Electric」と称される11mの4Kデジタルディスプレイウォールなど、最先端のテクノロジーを導入した。デザインスタジオの床面積は1万2000平方m以上。以前のスタジオに対して、3割以上増えている。

とくにVRは、ジャガーのデザインにおいて、ますます重要度を増しているという。スケッチなどのあらゆるプロセスにおいて、最新のVRを活用する。VRを使用すると、デザイナーやスタジオエンジニアは、仮想世界でのアイデアを、迅速かつ効率的にテストできる。構想の初期段階から、スケッチをデジタル3Dモデルに変換する、としている。

《森脇稔》

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