リムジン、ハイアーマッチングサイト運営は「旅行業」に該当しない 観光庁

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

観光庁は、グレーゾーン解消制度で事業者から照会のあった、リムジン、ハイアー(ハイヤー)を利用した旅行希望者へのマッチングサービスについて、「旅行業」に該当しないことを確認したと発表した。

照会した事業者は、リムジン会社が作成した旅行プランを掲載するサイトを構築。旅行希望者向け利用規約で「リムジン会社との契約は、旅行希望者との間で直接締結される」ことを明示する。

旅行希望者は、サイトで希望する旅行プランを選択し、これを受けて照会事業者が構築したシステムを利用して、各リムジン会社の情報に基づいて空車状況を確認した上、乗車日、出発地・出発時間、各観光地、飲食店への到着時間・滞在時間の目安、終着地を決定し、リムジンを仮予約する。

照会事業者は、必要に応じて各観光地や飲食店を予約し、すべて完了した段階で、サイトから旅行希望者に対して自動で確認を依頼。旅行希望者が内容を確認し、問題がなければ確定ボタンをクリックし、決済することで、リムジンが本予約される。

照会事業者は、サービスを提供することが「旅行業」に該当しないことの確認を求めていた。

旅行業法では、旅行者のために運送サービスの提供を、代理して契約を締結し、媒介し、取次ぎをする行為などについて、報酬を得て行うことを、旅行業に定義している。観光庁では、照会事業者が運営するウェブサイトは、リムジン会社が入力した情報を旅行者が入手して、リムジン会社と直接運送契約を締結するシステムとなっており、契約の代理や取次ぎ、媒介に該当しないと回答。

事業では、契約成立に応じてリムジン会社から事業者に一定の金額が支払われるが、事業者は契約内容への干渉、契約締結に向けた働きかけを行わないため、リムジン会社のウェブサイト使用料または掲載料となり、旅行契約に対する報酬に当たらないとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る