バックアイカメラが作業者を認識、新明和が塵芥車巻き込まれ被害軽減装置を発売

バックアイカメラ画像の検出エリアに入った人物の頭部周辺、または装着した指定色を検出・追跡
バックアイカメラ画像の検出エリアに入った人物の頭部周辺、または装着した指定色を検出・追跡全 3 枚

新明和工業は、塵芥車用巻き込まれ被害軽減装置「スマート アイ モーション」を開発し、10月1日から販売を開始した。

塵芥車では、積込作業中に人が巻き込まれる傷害・死亡事故が発生することがあるほか、少子高齢化による労働力・熟練者不足など、作業中に発生する事故の抑制・労働環境の改善は大きな課題となっている。事故抑制については、物体を検出するセンサやICタグを遠隔検出する装置等で塵芥車の積込作動を自動停止させる仕組みはあるものの、装置が高価であったり、投入物と人物を区別できず不意の作動停止等で作業効率が下がってしまうことから市場に広がっていない。

開発品は、画像認識技術を利用したもので、人が塵芥車に巻き込まれる危険性があると判定した時に、積込作動を自動停止して巻き込まれ被害を軽減。装置に人物の頭部周辺の特徴をあらかじめ学習させ、そのデータとバックアイカメラの映像を照合し、人物のみを検出する。また、特定の色を検出する機能も備え、あらかじめ登録した色の手袋や靴を作業者が着用することで、手足等の巻き込まれ被害も軽減できる。

価格(税別)は35万4000円。

積込プレートが巻き込まれの可能性のある範囲にあり、なおかつ検出物が危険エリアに進入したことを検知積込プレートが巻き込まれの可能性のある範囲にあり、なおかつ検出物が危険エリアに進入したことを検知

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  6. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  7. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  8. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
  9. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る