自動車関連サプライヤーのマレリは、10月1日より、マレリの持株会社であるマニエッティ・マレリCKホールディングスに外部諮問委員会を設置し、マレリ経営陣に対して継続的に戦略上の助言を行うと発表した。
諮問委員会のメンバーは、グローバルな市場に精通した専門家で構成され、その助言や知見の提供を通じてマレリの経営陣をサポート。マレリの長期戦略に影響を与える可能性のある自動車業界の動向を特定し、経営陣と協力していく。同時に、マレリのグローバルネットワーク拡大と業界全体にわたる関係づくりを支援し、カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリの統合成功に向けてのサポートを行う。
マレリは諮問委員会の最初のメンバーとして、バーンド・M・ボーア博士を任命。ボーア博士はボッシュ社で14年間にわたり役員を務め、そのうち10年間はオートモーティブグループの会長を務めた。また、2017年までダイムラー社の監査役を務め、現在はDeutz社およびOttobock社の監査役会の会長の重責を担うなど、自動車業界での要職を歴任してきた。
マレリでは諮問委員会を設置することで、自動業界における専門家の知見を将来の成長戦略のために活かし、世界的ティア1サプライヤーを目指していく。