【メルセデスベンツ GLC/GLCクーペ 改良新型】上野社長「全方位にわたって進化した」

メルセデスベンツ GLC/GLCクーペ 改良新型 発表会
メルセデスベンツ GLC/GLCクーペ 改良新型 発表会全 16 枚

メルセデス・ベンツ日本は10月3日、一部改良した『GLC』および『GLCクーペ』の受注を開始した。内外装デザインを一新したほか、対話型インフォテイメントシステムを採用したのが特徴で、価格は690万~1519万円。11月以降、順次納車を始めるとしている。

メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日、都内で開いた発表会で「GLCは現代的なデザインとCクラス譲りの快適性や安全性、SUVとしての悪路走破性を備えたモデルとしてのコンセプトが功を奏し、昨年はメルセデスベンツの中のSUVで最多となる6316台を販売することができた。そしてこのたび初の大型改良で、全方位にわたって進化した」と紹介した。

具体的な改良点について商品企画を担当する営業企画部商品企画1課の渡辺彬マネージャーは「新型GLCはエクステリアとインテリアに大幅な改良を施しつつ、現在メルセデスベンツのモデルの中の最新のコンポーネントをすべて導入した」と述べた。

このうちエクステリアは「フロントはクローム仕上げのアンダーガードと、2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現。ラジエターグリル内に特徴的なデザインのツインルーバーが装備され、SUVらしさを強調。AMGラインを選択すると標準仕様とは異なる台形型のグリルデザインとなり、ダイヤモンドグリルとシングルルーバー、そしてバンパー下部に左右に配置された2本のフィンやシルバークロームのフロントエプロンが装着されるなどスポーツらしさを強調するデザインとなっている」と解説。

続けて「リアはバンパーとエグゾーストエンドが一新されている。デザインを変更したフルLEDリアコンビネーションランプもメルセデスベンツSUVならではのブロックデザインにより特別なライトシグネチャーを生み出している。リアエンドのデザインは全体として新型GLCのパワフルな性格を強調するものとなっている」とした。

グレード構成は2リットル直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジン搭載の220d 4MATIC、2リットル直列4気筒直噴ターボエンジン搭載の300 4MATICおよびハイパフォーマンスモデルのAMG43シリーズおよび63シリーズという設定。

GLC220d 4MATICについて渡辺マネージャーは「Eクラスにも搭載されている最高出力194馬力、最大トルク400Nmを発生する2リットル直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、従来のクリーンディーゼルエンジンよりも高出力化された一方、振動、騒音が低減されており快適なドライブを実現する」と説明・

またGLC300 4MATICは「ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステムを採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能にする。従来のGLC250 4MATICスポーツと比較して、最高出力が47馬力向上し258馬力を発揮、最大トルクは20Nm向上し370Nmとなっている。」とした。

一方、AMGモデルに関しては「43シリーズはターボの大型化と制御の改良により、従来モデルより23馬力高出力化し最高出力390馬力となり、さらに伸びやかな加速を実現。トップパフォーマンスを極める63シリーズは、搭載されるメルセデスAMG GT譲りの4リッターV8ツインターボのエンジンはノーマルモデルで最高出力476馬力、最大トルク650Nm、トップのSモデルで510馬力、700NmというGLCを加速させるのに十分以上の能力を発揮する」とのことだ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  3. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  4. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る