バスカスからバショカスへ、VWがカルチャー発信の場をオープン…再開発進む東京虎ノ門地区

新虎ヴィレッジ
新虎ヴィレッジ全 10 枚

フォルクスワーゲングループジャパンは1、0月5日から2020年3月29日までの期間限定で、人が集まり、新しいことが生まれるユニークでオープンな遊び場「新虎ヴィレッジ」(東京都港区)をオープンした。

【画像全10枚】

新たなカルチャー発信の場に

新虎ヴィレッジの最大の特徴は、世界で活躍する4名のクリエイターのコラボレーションによるストリートアートで彩られた空間だ。アムステルダムアートシティ「NDSM」主宰で都市計画のパイオニアであるエヴァ・デ・クラーク氏を中心に、「ストリートアートトゥデイ」の創設者でアーティストプロデューサーのピーター・エルンスト・クーレン氏、ストリートアーティストのオクダ・サン・ミゲル氏、そして建築家の中川エリカ氏らが空間をプロデュースしている。

フォルクスワーゲングループジャパン代表取締役社長のティルシェア氏はオープニングに際し、「フォルクスワーゲンは『ピープルズカー』をグランドミッションとしている。つまり主役はクルマではなく人と考え、人を中心とした活動を進めてきた。特に去年よりプラント体験キャンペーンとして『Play On!』というコンセプトのもと、人の暮らしや趣味といった幅広いテーマにおいてフォルクスワーゲンらしい遊び心溢れる体験を提供してきた」と振り返る。

2019年はその活動を進化させ、「ワーゲンバス」(Type2)を無償で貸し出し、各地のイベントを盛り上げる「バスカスフェス」を4月よりスタートし、「日本全国で6万3000人を超えるお客様にフォルクスワーゲンを体験してもらった」という。そして今回はその形を変え、「イベント会場を無償で貸し出しをする、いわば“バショカス”というスタイルで、これまで以上に多くの方々とさらに繋がっていくために盛り上げていきたい」と述べる。

そして、「新虎ヴィレッジではフォルクスワーゲンが作り出すヒト、モノ、コトを繋ぐ、これまでにない遊び場として新たなカルチャーの発信源になることを期待している」と語った。

イベントのほかにまかない食も

新虎ヴィレッジは大きく四つのエリアで構成され、様々なテーマのショップや体験ワークショップ展示などが次々と開催が予定されている。

10月は、日本ならではの多様な風土から生まれた伝統野菜のマルシェや、様々な分野のパイオニアが集結し未来の食のあり方に触れるフューチャーフードラボ。また、美をテーマにした食・体・心のイベントといった食に関連したイベントをはじめ、ミニ太陽光発電システム組み立て体験ワークショップ、サーキュラーエコノミーに関するワークショップ、子供向けプログラミングワークショップなどが行われる予定だ。

さらに多様性を尊重する草の根のものづくり、発明を来場者とともに考える各種体験展示や、キャンディやグミ、ビスケットなどのお菓子をスコップで箱からすくい取り、そのまま持ち帰ることができるハロウィンイベントなどが開催予定だ。

また、新虎ヴィレッジでは食事も楽しむことができる。シェフのまかないフードとして、『ミシュランガイド東京』2つ星を獲得した、「ARBOR」エグゼクティブシェフの入江誠氏考案のファラフェルボウル(10月7~18日)や、世界のまかないフードとして、ベトナム・ハノイのJWマリオットホテル内「玄」のディレクター、佐々木洵氏による、ベトナムでよく食べられているソイガーをアレンジしたもの(10月5~18日)が提供されるほか、曜日替わりの多国籍キッチンカーが開店予定だ。

入江誠氏は、「まかないとは、レストランで働くスタッフのために、お店の食材を使って料理を作るもの。限られた時間の中で美味しく、簡単に食べられて、そこに栄養が全て詰まっている。かつ、作るのはだいたい若い料理人なので、そこで色々失敗しながら料理人の経験を積んでいくもの」と説明。

「現場はそこまで美味しいものを食べていない(笑)」と述べながらも、「せっかくなので普通のまかないではなく、今回のセッションに合わせたテーマをもとに考えた。そのテーマはサスティナブル、東京、ダイバース」。これら3つをもとにファラフェルボウルを考案。「色々な方に食べてもらって、食のサスティナブルについて少しでも考える機会になればいいなと思っている」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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