セニアカーの状態をリアルタイムで検知、スズキとNTT Comが実証実験へ

スズキ・セニアカー
スズキ・セニアカー全 2 枚

スズキとNTTコミュニケーションズは、ハンドル形電動車いす『セニアカー』の状態をIoTでリアルタイムに確認し、異常を知らるサービスの実証実験を10月末より全国で実施する。

高齢者の移動手段確保が社会的課題となる中、電動車いすへの注目が高まっている。セニアカーを製造・販売するスズキは、さらなる安心安全の実現に向けてIoT技術の活用に着目した。一方、NTTコミュニケーションズはICTを活用して次世代の交通環境を実現する「スマートモビリティ」の実現を目指し、技術開発やビジネス創出を推進している。今回両社は、セニアカー利用者とその家族がより安心して使えるよう、IoTでリアルタイムにセニアカーの状態を確認し、利用者を見守るサービスの実証実験を行う。

実証実験では、セニアカーの位置情報と傾きデータを、GPS、車載器センサーとSIMカードによって取得し、NTTコミュニケーションズのクラウド上に収集。転倒などの異常な傾きを検知した場合、あらかじめ登録された利用者の家族などにメールで知らせる。

今後は、収集対象を加速度情報などへと拡大し、登録されたエリアから離れた事を検知・通知するサービス、異常な走行を検知・通知するサービスなどへの拡充を検討していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る