ボルボカーズ、電動化に集中…エンジン事業を吉利と統合へ

今回のエンジン事業の統合により、ボルボカーズはEVなどの電動パワートレイン車の開発に集中する。ボルボカーズは現在、電動化戦略を進めており、 今後10年以内に世界新車販売の半分をEVとし、残りの半分をハイブリッド車とする目標を掲げている。
また、吉利は今後、効率的なエンジンとハイブリッドパワートレインを、ボルボカーズだけでなく、吉利傘下のロータスカーズ、プロトン、英ロンドンタクシーのLEVC、LYNK&COと共用していく。
なお、両社のエンジン事業を統合して設立される新会社には、ボルボカーズのおよそ3000人の従業員と、吉利のおよそ5000人の従業員が勤務する予定だ。従業員の削減は計画していないという。
ボルボカーズは、自動車産業の電動化は徐々に進行するプロセスであり、EVとともに効率的なハイブリッドパワートレインへの需要が大きくなることが見込まれる、としている。
《森脇稔》