VW『Tロック』に頂点、300馬力の「R」…受注をドイツで開始

ゴルフR譲りの2.0ターボ搭載

レースモードを採用

高性能モデルにふさわしい専用の内外装

フォルクスワーゲン T-Roc R
フォルクスワーゲン T-Roc R全 21 枚

フォルクスワーゲンは10月7日、『TロックR』(Volkswagen T-Roc R)の受注をドイツ本国で開始した。現地ベース価格は、4万3995ユーロ(約518万円)と発表されている。

TロックRは、欧州で2017年秋に発売された新型コンパクトSUVの「Tロック」の高性能な「R」モデルだ。Tロックは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップにおける第4のモデルで、『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。車台にはフォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットフォーム、「MQB」を使用する。

ゴルフR譲りの2.0ターボ搭載

TロックRは、フォルクスワーゲンの100%子会社、フォルクスワーゲンRが開発を担当した。パワフルなエンジンが搭載されており、『ゴルフR』譲りの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力300ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。ゴルフRの最大出力310psに対して10ps下回るが、40.8kgmの最大トルクは同数値だ。

駆動方式は、4WDの「4MOTION」。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「DSG」だ。T-Roc Rは0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを可能にする。ゴルフRの0~100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)に対しても、遜色ない性能といえる。フォルクスワーゲン T-Roc Rフォルクスワーゲン T-Roc R

レースモードを採用

足回りには、車高を下げた専用サスペンションをはじめ、プログレッシブステアリングを標準装備し、ハンドリング性能を追求した。17インチの大容量ブレーキシステムも採用される。

走行モードには、「レースモード」を採用する。レースモードでは、「ローンチコントロール」が作動。駆動トルクとESCプログラムを最適化し、優れたトラクション性能を発揮する。ESCは、手動でカットオフすることができる。フォルクスワーゲン T-Roc Rフォルクスワーゲン T-Roc R

高性能モデルにふさわしい専用の内外装

R専用のエクステリアを採用しており、フロントグリルには、アルマイト加工を施した光沢シルバーのアルミラインを追加する。また、「R」のロゴをグリルに配する。専用バンパーはスポーティなデザインで、前後ともボディ同色で塗装した。デイタイムランニングライトをフロントバンパーに組み込む。

さらに、Rデザインのアンダーボディガードが装備される。リアには、デュアルエグゾーストが付く。18インチの専用アルミホイールを標準装備した。ダークグラファイトマット仕上げの19インチアルミホイールはオプションで、235/40R19サイズのタイヤを組み合わせる。

この他、マットクローム仕上げのドアミラーカバー、ルーフスポイラーを採用する。高性能ブレーキシステムのブレーキキャリパーには、Rのロゴを添えた。ボディカラーには、ブルーやホワイトなどの専用色を設定した。すべての色で、オプションのブラックルーフが選択できる。

インテリアは、Rロゴ入りのステンレス製ドアシルプレートを装備する。パドルシフトレバーは、クリスタルグレー仕上げとした。革巻きのマルチファンクションスポーツステアリングホイールを採用する。ペダルはステンレス製だ。シートの素材には、「ArtVelours」と呼ばれるマイクロファイバーが使用された。オプションで、シートを上質なナッパレザーで仕上げることが可能だ。カーボンインサート仕様のサイドパネルも選択できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車に向いた季節の到来に合わせて、モチベが上がるカーウォッシュギアが新登場![特選カーアクセサリー名鑑]
  2. コメリの新洗車グッズ発売!ホースリール&ノズル、性能と価格に注目
  3. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  4. 『アルファード』なのに4人乗り! 超豪華仕様「スペーシャスラウンジ」って一体どんなクルマ?
  5. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る