日産、新社長兼CEOに内田専務執行役員

日産 東風汽車有限 内田誠総裁(専務執行役員)
日産 東風汽車有限 内田誠総裁(専務執行役員)全 3 枚

日産自動車は10月8日、同日開いた取締役会で次期社長兼CEOに中国の合弁会社である東風汽車有限の総裁を務める内田誠専務執行役員(53歳)を任命することを決議したと発表した。

同時に、三菱自動車工業のCOOであるアシュワニ・グプタ氏(49歳)を代表執行役兼COOに、日産の専務執行役員である関潤氏(58歳)を執行役副COOに任命することも決議した。いずれの人事も2020年1月1日付の発令を目指すとしている。

同日夜に横浜市の本社で記者会見した取締役会の木村康議長は、内田氏の内定について「今後の日産の事業を前進させるにふさわしいリーダーと判断した。新体制のもとで早期の業績回復と日産の再建に全社一丸で取り組んでいただきたい」と述べた。

また、指名委員会の豊田正和委員長は、就任が来年1月になることについて「内田さんは中国合弁に居るし、グプタさんは三菱自動車の方なので両社のご理解をいただいたうえで、遅くとも1月にはということ。取締役への就任はその後の株主総会になるので当初は取締役ではない形で就任していただくことになろう」と説明した。

内田誠(うちだ・まこと)氏は1991年に同志社大学神学部卒後、日商岩井(現双日)に入社。2003年10月に日産自動車に転じ、16年11月に常務執行役員に就いてアライアンス購買を担当した。18年4月から専務執行役員兼東風汽車有限の総裁。19年5月からは中国マネジメントコミッティ議長も兼ねている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  5. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る