アウディ A8 新型にPHV、EVモードは40km以上…欧州発表

3.0リットルV6ターボ+モーターで456hp

充電を支援する各種コネクトサービス

ナビのデータと連携して航続拡大を追求

アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」
アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」全 17 枚

アウディ(Audi)は10月7日、新型『A8』のプラグインハイブリッド車(PHV)、「60 TFSI e」グレードを欧州で発表した。

画像:アウディ A8 新型のPHV

新型A8のPHVには、直噴ガソリンターボエンジンを基本にしたPHVシステム、「TFSI e」が搭載される。TFSI eの名称は今後、アウディのPHVに広く使用されていく予定だ。アウディによると、「e-tron」の名称は今後、ピュアEVのみに冠される可能性があるという。

3.0リットルV6ターボ+モーターで456hp

新型A8のPHVには、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンに、モーターを組み合わせた。モーターは、エンジンと8速「ティプトロニック」トランスミッションの間にレイアウトした。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、456hpのパワーと71.4kgmのトルクを引き出す。PHV化によって、ガソリン車に対して20.4kgmのトルクが上乗せされた。

二次電池(バッテリー)は、蓄電容量14.1kWhのリチウムイオンで、トランクの床下に搭載される。充電は出力7.4kWのチャージャーを利用すれば、およそ2時間30分。家庭用の230Vソケットなら、およそ6時間30分で充電が完了する。アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」

走行モードは「EV」、「ハイブリッド」、「バッテリーホールド」の3種類から選択できる。モードボタンで、ドライバーはこれら3つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。EVモードでは、最大40km(WLTP計測)以上をゼロエミッション走行できる。

ハイブリッドモードでは、PHVは最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。バッテリーホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。180km/hを上限に、エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。

充電を支援する各種コネクトサービス

新たな充電サービスの「アウディe-tronチャージングサービス」が利用できる。専用のカード1枚で、欧州全域の公共充電ステーションの大半にアクセスできる。欧州19か国の充電ステーションが利用可能だ。アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」アウディ A8 新型のPHV「60 TFSI e」

「myAudi」アプリを使用すると、顧客はスマートフォンを通じて、「Audi Connect」のサービスが利用できる。これには、バッテリー残量と航続の確認、充電の開始、充電タイマーのプログラミング、充電と電費データの取得が含まれる。

myAudiアプリのもうひとつの機能は、乗車前の車内の空調の遠隔操作だ。これは、車内のエアコンシステムのコンプレッサーと補助ヒーターに、電気が供給されているために可能になったものだ。顧客は、乗車前にあらかじめ、快適な室内温度を指定できる。ステアリングホイール、シート、ドアミラー、フロントガラスやリアウィンドウの曇り止め、シート内蔵のファンなどを、乗車前の最適な状態に調整しておくことができる。

ナビのデータと連携して航続拡大を追求

「予測効率アシスト」(PEA)は、航続の拡大を追求する支援システムだ。ナビゲーションデータと予測効率アシスト、車両センサーシステムの情報を利用して、ルート全体の大まかな計画と、細かい計画を作成する。そして、ドライバーがアクセルペダルから足を離す必要がある状況を認識。走行中のドライバーには、ディスプレイからの情報と、アクティブアクセルペダルによる触感フィードバックが得られるようにした。

《森脇稔》

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