ルノーF1のヒュルケンベルグ、メガーヌR.S.の魅力と日本GPでの展望を語る

ルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏
ルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏全 16 枚

10月9日にルノー・ジャポンの新型『メガーヌR.S.トロフィー』の発表会が行われた。当日は、同社マーケティング部マネージャーのフレデリック・ブレン氏とルノーF1のドライバーニコ・ヒュルケンベルグが登場し、新型メガーヌR.S.トロフィーの魅力や今週末に控えた日本グランプリの意気込みを語った。

いつも乗っているクルマはメガーヌR.S.

ルノー・ジャポン マーケティング部マネージャー フレデリック・ブレン氏(左)とルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏(右)ルノー・ジャポン マーケティング部マネージャー フレデリック・ブレン氏(左)とルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏(右)ブレン氏(以下敬称略):メガーヌRSトロフィー の開発に携わっていると聞いたのですが、このクルマの良かった点やドライビングフィールはどうでしたか。

ヒュルケンベルグ氏(以下敬称略): 明らかにスポーツカーだし、F1で僕らが持っているフィーチャーを取り込んで、そこからのアイデアやテクノロジーを取り入れるように開発では注目をしてきた。このクルマはスポーティーでコーナーでも速いけど、日常生活でも実用的に使える。

ブレン:コーナーの時は非常に速いということでしたが、コーナーの正確さは他のクルマと比べて“Fun to Drive”ですか。

ヒュルケンベルグ:とても速いし、走っていて楽しいですよ。いつもマニュアルに乗っているんだけど、メガーヌR.S.と比べてサスペンションも固くレース用みたい。ハンドリングも素晴らしいね。

ブレン:気に入ってる?

ヒュルケンベルグ:うん、全体のコンセプトがいいね。見た目もいいし、いつも地元で乗っているんだけど、多くの人が振り返ってこの色のクルマを見てくれるよ。パッケージとしても優れていると思うよ。

ブレン:(メガーヌR.S.には)4コントロールという四輪操舵システムを採用しているのですが、最初の印象はいかがでしたか。

ヒュルケンベルグ:4コントロールはタイトコーナーのようなところではよく機能してくれる。特に町中とか、向きを変えなきゃいけない時に機敏だから役立つし、高い速度域でも安定して走ることができる。システム自体とても面白いし、他のクルマでは感じたことのない感覚だった。エンジニアが素晴らしい仕事をしたね。

ブレン:メガーヌR.S.を地元ドイツのアウトバーンで試したことはありますか?

ヒュルケンベルグ:ドイツグランプリ時に試したよ。サーキット走行もそうですが、ホテルからサーキットまでの行き帰りや今住んでいるモナコでも、一番使っているクルマです。実用的で速いし、見た目も良いからね。

パフォーマンスは十分、鈴鹿ではぜひポイントを…

ルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏ブレン:F1を運転したあと、普通のクルマに戻る時に切り替えられる?

ヒュルケンベルグ:いつもスピード違反してるよ(笑)冗談だけどね。サーキットのレースカーからロードカーに乗り換えると大きく違うよ。普通の人よりも速く走るかもしれないけど、一般道ではルールを守って気楽に走っているよ。

ブレン:F1とスポーツカーの共通点はなんですか。

ヒュルケンベルグ:どっちもスポーティーで速いね(笑)できるだけ速く走るためのデザインとかレイアウトかな。特にF1の場合、究極を求めてすべてがデザイン・カスタムされ、常に最大のパフォーマンスを得られるよう開発が進められている。スポーツカーにも言えることで、実用的ではないかもしれないけど、走る楽しさを感じられる所が共通点だと思う。

ブレン:今週末は鈴鹿で日本グランプリということで、それに向けて意気込みをお願いします。

ヒュルケンベルグ:毎レース、できるだけベストな結果を目指し、チャンピオンシップに向けてできるだけポイントを稼げるよう頑張っている。今までクルマのパフォーマンスを少しずつ向上させてきて、僕らにパフォーマンスがあることは分かっている。絶対にポイントを獲得できるように、トップ10を目指しているよ。

ルノー・ジャポン 代表取締役社長 大極 司氏(左)とルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏(右)ルノー・ジャポン 代表取締役社長 大極 司氏(左)とルノーF1ドライバー ニコ・ヒュルケンベルグ氏(右)

《滑川寛》

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