アウディの新型EV『Q4』、2020年に発表予定…VWの新世代電動車工場で生産へ

ツインモーターで306hp

1回の充電での航続は450km以上

12.3インチのタッチスクリーン

アウディ Q4 e-tron コンセプト
アウディ Q4 e-tron コンセプト全 13 枚

アウディは10月7日、『Q4 e-tronコンセプト』(Audi Q4 e-tron Concept)の市販版となる電動SUVを、フォルクスワーゲンのドイツ工場で生産すると発表した。この電動SUVは、2020年に初公開される予定だ。

画像:アウディ Q4 e-tron コンセプト

Q4 e-tronコンセプトは、アウディ初の市販EV、アウディ『e-tron』に続く電動SUVを示唆したコンセプトカーだ。車名に『Q4』が冠されているように、『Q3』と『Q5』の間に位置する電動SUVとなる。

車台には、フォルクスワーゲングループの新世代電動車向けモジュラープラットフォーム「MEB」を使用する。そのため、Q4 e-tronコンセプトの市販版は、このMEBベースの電動車を組み立てるフォルクスワーゲンのドイツ・ツヴィッカウ工場で生産を行う。ドイツ・ツヴィッカウ工場では、MEBベースのEV第一弾、フォルクスワーゲン『ID.3』の生産が、11月に開始される予定だ。

ツインモーターで306hp

Q4 e-tronコンセプトには、モーターを2個搭載する。フロントモーターが最大出力102hp、最大トルク15.3kgmを発生する。リアモーターが最大出力204hp、最大トルク31.6kgmを引き出す。前後のモーターを合わせたシステム全体では、最大出力306hpを獲得する。アウディ Q4 e-tron コンセプトアウディ Q4 e-tron コンセプト

駆動方式は、電動4WDの「クワトロ」だ。前後アクスルをつなぐ機械的なリンクは存在しない。電子制御システムが、トルクを一瞬で前後のアクスルに最適に配分する。これにより、あらゆる気象条件やあらゆる路面状況で、最適なトラクションを発揮するという。

通常はリアアクスルに、より多くの駆動力を配分する。ドライバーが、リアモーターが供給可能なパワーよりも多くの駆動力を要求した場合、電動クワトロシステムは、必要に応じてフロントのモーターにトルクを配分する。優れたトラクションにより、Q4 e-tronコンセプトは0~100km/hを6.3秒で加速し、最高速は180km/h(リミッター作動)に到達する。

1回の充電での航続は450km以上

バッテリーは、蓄電容量が82kWhと大容量で、前後アクスル間のフロア下のほぼ全てのスペースを占める。WLTPサイクルでの航続は、450km以上。アウディによると、このクラスのベンチマークを打ち立てるという。また、最大125kWで急速充電を行うことでき、これにより、およそ30分でバッテリーの8割の充電が行える。

Q4 e-tronコンセプトの外観は、アウディ初の市販EVのe-tronと同様、幅広く、ほぼ垂直に設置された八角形のシングルフレームグリルを装備する。グリルの表面は、閉じた構造となっており、空気は左右のマトリクスLEDヘッドライトの下からフロントエプロンまで伸びる、大きなエアインレットから供給される。

前後ホイール間のシルエリアに設置されたアクセントは、バッテリーがこの場所に搭載されていることを示すもの。足元は、22インチの大径ホイールで引き締めた。ルーフラインは、後方に向かってわずかに傾斜する。ボディサイズは全長4590mm、全幅1900mm、全高1610mm、ホイールベース2770mmだ。アウディQ4 e-tronコンセプトアウディQ4 e-tronコンセプト

インテリアは、ヘッドレストが一体化された4つのシートを装備。アルカンターラ仕上げとし、太い糸を使用したダブルステッチによる装飾が施されている。ヘッドライニング、ウィンドウピラー、ドアレールとダッシュパネルの上部には、白とベージュのマイクロファイバーテキスタイルが採用された。室内スペースを制限するトランスミッショントンネルが存在しないため、前後席の両方で、広いスペースと快適性を提供するという。

12.3インチのタッチスクリーン

ドライバー正面のバーチャルコックピットには、速度、充電レベル、ナビゲーションといった最も重要な情報を表示する。拡張現実機能を備えた大型ヘッドアップディスプレイを採用した。このディスプレイは、ターンインジケーターといった重要なグラフィック情報を、車両前方の道路上に浮かんでいるように投影することができる。アウディQ4 e-tronコンセプトアウディQ4 e-tronコンセプト

タッチエレメントを使用したステアリングホイールの操作パネルでは、頻繁に使用する機能を選択することができる。センターコンソール上の中央部分には、インフォテインメントや車両の機能を表示、操作するための12.3インチのタッチスクリーンを配置した。このディスプレイは、操作性を向上させるためにドライバーの方に傾けられている。

センターコンソールは、シフトレバーやパーキングブレーキレバーを設置する必要がないため、携帯電話用の充電エリアを含めた広い収納スペースに。水平エリアには、トランスミッションのモードを選択するためのボタンが一体化され、コンソールのフロントセクションのカバーとしても機能する。

《森脇稔》

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