レッドブルを支える、AT&TのITソリューション…F1 日本GP

アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アストンマーティン・レッドブル・レーシング全 8 枚

F1日本グランプリのプレイベントとして10日に、アストンマーティン・レッドブル・レーシング(以下、AMRBR)と2012年5月のモナコGPよりパートナーシップを結んでいる、AT&Tのプレスブリーフィングが行われた。

【画像全8枚】

AT&Tの代表取締役を務める岡学氏よりAT&Tの取組について、AMRBRのゾイ・チルトン氏からAMRBRにおいてどのようにAT&Tのソリューションが活用されているのかを紹介。両者のパートナーシップについて解説した。

AT&Tが提供するのは“セキュアなコネクティビティ”、つまり安全性の高いネットワーク環境だ。一般的に安全性の高いネットワークを構築すると通信速度が犠牲になるが、AT&Tではそれらを最適化することで、安全かつ高速な通信環境を整え、AMRBRに提供している。それはF1において重要な要素である、あらゆる“意思決定”のスピードを上げるのに一役買っている。

現代のF1マシンには、1台あたり約150ものセンサーが搭載され、膨大な量の走行データが蓄積される。その走行データはAMRBRの本拠地である、ミルトン・キーンズへと共有され、短期的にはレースウィークのセッティングの改善/ストラテジーの意思決定、長期的にはマシンの空力開発などに活用されている。

もちろんつながっているのはF1マシンとAMRBRのチーム拠点だけではない。トラックサイドのエンジニアオフィス/トラックサイドのテレメトリーエリア/ピットウォール/ドライバーの順で素早く伝達される。また、インタラクティブな情報交換により、ストラテジーの設計やレース中の流動的な変化にも瞬時にかつ正しい意思決定を実現している。

AT&Tから提供されるソリューションはそれだけに留まらず、スタッフ用のメッセンジャーやIP電話、ビデオ通話の会議システムなど、スタッフ全員が安全かつスピーディにコミュニケーションが取れる環境が整っている。

<取材協力 AT&T>

《後藤竜甫》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 3代目ホンダ『シビック・タイプR』、1/18スケールダイキャストミニカー発売…ディスプレイエンジン付属
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. ホンダ『CB1000F』3Dモデルを無料配布、CLIP STUDIO ASSETSでリアルに再現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る