メルセデスベンツ、「Car-to-X」の冬季実証実験へ…滑りやすい路面の情報を共有

メルセデスベンツの「Car-to-X」の冬季実証実験のイメージ
メルセデスベンツの「Car-to-X」の冬季実証実験のイメージ全 1 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は10月9日、次世代の車対インフラのコミュニケーションシステム、「Car-to-X」の実証実験を今冬、ドイツの公道で行うと発表した。

車対インフラのコミュニケーションシステムのCar-to-Xは、他車から得られた情報などを元に、リアルタイムの交通情報などを車両に配信するシステムだ。

例えば、高速道路を走行していて、前方で事故が起きた場合、事故直後の後続車両は、事故の状況を知ることができない。しかし、Car-to-Xでは、高速道路のどのレーンで、どのような事故が起きたかなど、事故の場所や詳細を後続車に素早く伝えることが可能になる。

これにより、二次的な交通事故を減らそうというのがメルセデスベンツの狙いだ。メルセデスベンツは、Car-to-Xの市販車への幅広い採用を目指している。

メルセデスベンツは、このCar-to-Xの実証実験を今冬、ドイツの公道で行う。Car-to-Xテクノロジーを搭載したメルセデスベンツ車のESPやABSセンサーが、滑りやすい路面を認識すると、GPSデータを含めた情報が、モバイル無線ネットワークを使用して、リアルタイムでダイムラーのバックエンドに送信される。

この匿名化された情報が、ドイツ国内の2つの道路維持センターのデジタルマップに、リアルタイムで表示される。将来的には、冬季の道路維持サービスをより効果的に展開し、凍結防止剤の使用量を最適化し、さらに環境に配慮できるようになる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. 「高級感マシマシ!」新プライバシーガラス採用のトヨタ『センチュリーSUV』改良モデルに熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る