ZF、商用車向け自動運転の開発を推進…ワブコ社買収の資金調達を完了

ZF本社(イメージ)
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ZFは10月14日、総額27億ユーロ(約3240億円)のユーロ債を発行し、ワブコ(WABCO)社の買収のための資金調達を完了した、と発表した。

ワブコは1869年、米国に設立された。現在では、トラック、バス、トレーラーなどの商用車向けに、安全性、効率、コネクティビティ向上を可能にするブレーキコントロールシステム、技術、サービスを提供する世界的なサプライヤーだ。

同社の製品ラインナップは、統合ブレーキシステム、横滑り防止装置、エアサスペンション、トランスミッションコントロール、空力やテレマティクス、フリートマネージメントに関するソリューションなど、幅広い。

今回の買収は、ZFの次世代のモビリティ戦略の一環だ。商用車向けブレーキシステムソリューションへの参入の第一歩となる。この分野は、トラックやトレーラーの緊急ブレーキ制御を含む運転機能の自動化に中心的な役割を担っている。

ZFは、総額27億ユーロ(約3240億円)のユーロ債を発行し、ワブコ社の買収のための資金調達を完了したと発表した。同社の買収後は、商用車関連の顧客に対して、完全統合型システムや新しいEモビリティシステム、自動運転ソリューションを提案していく。

《森脇稔》

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