近畿エリアから消える国鉄型…和歌山線の105系がラストラン 10月26日

9月30日を最後に和歌山線での運用を終えた105系。
9月30日を最後に和歌山線での運用を終えた105系。全 1 枚

JR西日本は10月17日、105系通勤型直流電車の和歌山線でのラストラン列車を10月26日に和歌山~橋本間で運行すると発表した。

105系は国鉄時代の1981年に103系からの改造により登場した通勤型電車。1957年、101系(当時は90系)を皮切りに登場した国鉄の「新性能電車」といわれるグループは、主電動機(モーター)付きの車両を2両1組で組成する電動車ユニット方式が採用されていたが、最低でも3両編成にならざるを得ず、短編成化が求められる地方線区では経済性に問題があった。

そこで電動車を1両として2両の短編成を組むことができる、いわゆる「1M方式」の新性能電車が構想され、登場したのが105系だった。新性能電車の1M方式は、郵便・荷物電車や事業用電車、北海道の711系近郊型交流電車や781系特急型交流電車に例があったが、通勤型としては105系が初の例となった。

和歌山線を含む関西圏へ投入されたのは奈良線、和歌山線五条~和歌山間、紀勢本線和歌山~和歌山市間が電化された1984年のことで、以来、35年にわたり運用されてきたが、227系の投入により9月30日限りで和歌山線から撤退した。

ラストラン列車は4両編成で運行され、時刻は和歌山9時16分発~橋本10時27分着・13時09分発~和歌山14時15分着。途中、岩出駅(和歌山県岩出市)と粉河(こかわ)駅(和歌山県紀の川市)で乗降できる。

227系は最終的に2両編成28本が近畿エリアに投入されることになっており、2020年春までには残る105系や117系といった国鉄型が置き換えられる予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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