スバル クロストレック に2020年型、PHVも設定…年内に米国発売へ

スバル初のPHVは燃費38km/リットル

最新アイサイト

スターリンク・マルチメディア・プラス

専用のコネクトサービス

スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型
スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型全 12 枚

SUBARU(スバル)の米国部門、スバルオブアメリカは『クロストレック』(Subaru Crosstrek、日本名:『XV』に相当)の2020年モデルを、年内に米国市場で発売すると発表した。

スバル初のPHVは燃費38km/リットル

クロストレックの2020年モデルには、スバル初のプラグインハイブリッド車(PHV)、『クロストレック・ハイブリッド』が継続設定される。水平対向エンジン、リニアトロニック(電気式CVT)、モーター、シンメトリカルAWDを組み合わせたPHVシステム、「スバル・スタードライブ・テクノロジー」を搭載する。

クロストレック・ハイブリッドでは、直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせた。これにより、ガソリン車同様の低重心かつシンメトリカルな構成を実現している。

クロストレック・ハイブリッドには、リチウムイオンバッテリーを搭載する。EVモードは、日常の短距離移動をまかなう最大27kmとした。この効果もあって、燃費性能は38km/リットル、エンジンとモーターを合わせて、最大770kmの航続を備える。EVモードの最高速は105km/hとした。

外観はフロントグリル、フロントバンパー、クラッディングパネル、フォグランプ周りに、シルバーメタリック仕上げが施される。専用のルーフレールと18インチホイールも装備された。インテリアは、グレー&ネイビーブルーのレザーシートが標準装備されている。スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型

最新アイサイト

2020年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)の「アイサイト」の最新版を標準装備する。プリクラッシュブレーキは、衝突の危険がある場合、ドライバーに注意を喚起し、ドライバーが回避操作を行わない場合、ブレーキ制御を行い、自動的に車両を減速または停止させる。アダプティブクルーズコントロール、レーン逸脱&ふらつき警報、レーンキープアシストも導入する。ドライバーアシストインジケーターはメーターの上部に配置され、アイサイトの状態やその他の警告を見やすく表示する。後退時自動ブレーキシステムは、後退中に障害物が検出された場合、車両に自動的なブレーキをかける。ステアリング連動ヘッドランプも装備される。

LEDハイビームアシストは対向車に配慮しながら、ハイビームを最大限に使用できるようにドライバーを支援する。レーンチェンジアシストとクロストラフィックアラートでは、ドライバーの死角に入った車両を検知し、警告を行う。さらに、歩行者警報システムが装備されており、EVモードで32km/h以下の低速走行時、歩行者に車両の接近を音で知らせることができる。

2020モデルには、新機能として後席リマインダーを採用する。これは、車両を降りる前に、後席を確認するようドライバーに警告する装備だ。子どもやペットを車内に置き忘れるのを防ぐのに役立つという。

スターリンク・マルチメディア・プラス

クロストレック・ハイブリッドの2020年モデルでは、PHVならではの表示コンテンツや、専用機能追加により強化されたテレマティクスシステムによって、利便性や快適性を追求しているのが特長だ。

Apple「Car Play」とグーグル「Android Auto」を搭載した8.0インチの「スターリンク・マルチメディア・プラス」システムを採用する。プッシュボタンスタートによるキーレスアクセス、タイヤ空気圧監視システム、後席のデュアルUSBポートも導入した。レザーステアリングホイールには、オーディオ、Bluetooth、「SIドライブ」のコントロールスイッチを装備する。

メーターパネルには、4.2インチのカラーLCDディスプレイと、モーターの出力や回生状態を示すパワーメーターを採用する。センタースタックの上に位置するマルチファンクションディスプレイには、ドライブモードや充電状況など、ハイブリッド専用表示が追加される。スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型スバル・クロストレック(XVに相当)の2020年型

専用のコネクトサービス

クロストレック・ハイブリッド専用の「スバル・スターリンク・コネクテッド・サービス」も採用する。このサービスを利用すれば、車両に乗り込む前にスマートフォンから予め空調を稼働させ、乗車直後から快適な空間を実現することが可能だ。スマートフォンから遠隔で充電設定も変更できる。

また、SOS緊急アシスト、自動衝突通知など、「スバル・スターリンク・セーフティ&セキュリティ・プラス・パッケージ」を設定する。メンテナンス通知、毎月の車両診断レポートと診断アラート、車両回収サービス、車両セキュリティアラーム通知、リモートロック/アンロック、リモートホーン&ライト、車両位置情報サービスを導入した。

免許を取ったばかりの子どもを持つ親向けに、子どもが運転する際に車両の速度超過警告などを行う機能もある。オプションの「スターリンクコンシェルジュパッケージ」には、レストランやホテルの予約、スポーツや劇場イベントのチケットの購入、スケジュール管理などのサービスが含まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る