VWグループ、約70車種の新型電動車を発売へ…ITS世界会議2019

VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー
VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー全 4 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月21日、シンガポールで開幕した第26回ITS世界会議において、今後10年間でおよそ70車種の新型電動車を発売すると発表した。

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVの『ID.3』を2020年に発売する。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する予定で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、市場に導入していく。

フォルクスワーゲングループは今後10年間で、およそ70車種の新型電動車を発売する。生産台数は2200万台に到達する見通しだ。これらの電動車は、ブランドの垣根を越えて、フォルクスワーゲングループが開発した電動車専用プラットフォーム、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)をベースとする。

このMEBは、コンパクトカーからSUVや商用バンに至るまで、幅広いセグメントに使用することができる特長を持つ。ID.ファミリーの車台では、モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。

モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550kmだ。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30 分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る