新しい時代の「運ぶ」を提案するいすゞ自動車…東京モーターショー2019

初披露となった新型『ギガ』と片山正則氏。
初披露となった新型『ギガ』と片山正則氏。全 11 枚写真をすべて見る

2019年10月23日、いすゞ自動車は自社ブースにて、プレスカンファレンスを行った。代表取締役社長・片山正則氏が登壇し、最初にいすゞ自動車の理念と展望について語った。

「『運ぶ』を支えることを企業理念におき、日本を始め世界各国・地域の『運ぶ』を支えながら皆様とともに歩んできた。変化の時代の中でいすゞ自動車がこれからも社会とともに持続可能な成長をしていくために、「いすゞだからできる」社会的価値を作り出していく必要がある」と述べ、これからの事業を営んでいく中で、解決していくべき5つの課題を定めたとのこと。

ひとつ目は、「物流業界の生産性向上」。ふたつ目は「物流の整流化(交通事故や渋滞問題の解消)」。3つ目は「災害時・有事における生活環境維持」。4つ目は「地球環境問題解消と経済発展の維持」。5つ目は「新興国の経済成長(貧困問題の解消)」
の5項目。

「これらの課題に取り組み、社会的価値を創造していくためには、社会やお客様とともに、新たなソリューションをつくり出していくことが大切だと考えている。これらのソリューションは人々の生活や社会の生産活動を支え、豊かな暮らし社会づくりに貢献していくという思いを込め、東京モーターショー2019のテーマを『Create with youこれからも運ぶを支えるために』とした」(片山社長)

またこれらの課題を解決していくための具体的な取り組みの一部も紹介された。

「事故の発生を抑え、また事故が発生した場合にその被害をできるかぎり軽減する、先進安全技術の開発に取り組んでいる。本日初めて披露する新型『ギガ』には、短距離ミリ波レーダーで交差点や車線変更時の安全確認を支援するブラインドスポットモニターや、歩行者や自転車を検知するプリクラッシュブレーキなど、ドライバーの安全運転を支援する機能を新たに装備した」(片山社長)

ドライバーの新しい働き方や、それを支える物流システム、技術を結集したショーモデル『FL-IR(エフエルアイアール)』についても紹介された。

「レベル4の自動運転と後続無人隊列走行による安全で、高効率な輸送、コネクテッド技術によるスムーズな輸送など、先進技術を活用したこれからの輸送を表現した。ショーモデルで提案する技術は、2025年以降の実現を目指している」(片山社長)

そして地球環境を守る取り組みについて片山社長は、「電力を動力源とするトラックの実用化を目指して『エルフEV』のモニタリングを開始しており、今回初めて公開する『エルフEVウォークスルーバン』は、EVの特製をいかし、運転席と荷室を一体化し、ドライバーの方々の負担を軽減しながら効率的な配送を可能とする新たな消費者の姿を表現したものだ。いすゞ自動車は、商用車ならではのEVをお客様とともに作り込み、2020年代前半での実用化を目指す」と力強く語った。

そのほか、リアルタイムの運行管理システムの『PREISM(プレイズム)』の紹介や、RFID物流管理や架装物の遠隔モニタリングなど新たなサービスの実用化、様々な国や地域のニーズに即した車、サービスを提供するといった、現状から未来への展望についても発表された。

最後に片山社長は、「今年は、いすゞの主力商品である小型トラック『エルフ』の誕生60周年という節目に当たる。新たな時代の中、いすゞだからこそできる、社会課題の解決に向け、「人々の生活環境、社会の生産活動を支えるCV・LCVとパワートレインのエクセレントカンパニーとして、広く愛される会社」を、皆様とともに目指していく」と、頼もしい言葉で締めくくった。

《関口敬文》

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